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墓場と化したシリア・アレッポ「世界人道デー」で改めて考えてみる

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墓場、シリア、アレッポ、世界人道デー、改めて考える
2016年8月19日は「World Humanitarian Day(世界人道デー)」です。

世界人道デーとは

2003年8月19日、イラクで人道支援等を担っていた国連事務所が攻撃され、当時の国連事務総長イラク特別代表セルジオ・ビエイラ・デメロ氏をはじめ22名のスタッフが亡くなり、100名以上が負傷するという事件が起こりました。
そして、この事件とその犠牲者のことを記憶に留めるため、2008年8月19日を「世界人道デー」とすることが国連総会で定められました。

「世界人道デー」はまた、世界中で頻発する紛争や災害などにより避難や困難な生活を強いられている人々と、危険と隣り合わせになりながらも、少しでもこうした人々の手助けができればと願い行動する人道支援関係者の双方に思いを寄せる日でもあります。
(ウィキペディアより)

長引くシリアの内戦

現在のシリアには、反政府勢力をまとめる人間が存在しません。
反政府勢力といいましても、サウジアラビアが支援するイスラム原理主義勢力と、トルコが支援する西欧的民主主義勢力が対立しているため、シリアの内戦は未だに続いているのです。
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■相次ぐ革命
2003年 バラ革命(グルジア)
2005年 オレンジ革命(ウクライナ)
2005年 チューリップ革命(キルギス)
2011年 ジャスミン革命(チュニジア)
2011年 エジプト革命(エジプト)
2011年 リビア革命(リビア)
2012年 シリア革命(シリア)

紛争・自然災害・貧困

現在、紛争や自然災害、食糧不足などにより1億3,000万人もの人びとが、食糧や医療、仮設住居や安全な水といった命を繋いでいくための緊急援助を必要としています。

中東やアフリカの紛争に加え、エルニーニョ現象や気候変動の影響等で、世界の人道危機は第二次世界大戦後最悪のレベルに達しているとも言われます。

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2014年夏に発生したエルニーニョ現象は弱まりながらも19ヶ月連続と過去最長記録に。
2015年はエルニーニョ現象のおかげで、冷夏で暖冬でした。
そしてどうやら今年はラニーニャの年。
異常気象の影響で各地で土砂災害や河川の氾濫などが起こっています。

支援を求める人々

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人道支援を必要としている人々の数はこの10年間で約2倍に増え、またそうした支援に必要とされる金額は6倍にも膨れ上がっています。
こうした人びとのニーズに応えるため、国連は今年、219億ドル(約2兆円)を要請しています。
しかし、その3分の1程度しか必要な資金が手当てされておらず、現場の人道支援活動にも支障が生じています。
■避難生活をしている人の数
6,530万人
■国内避難民(Internally Displaced Persons : IDPs)
4,080万人
メディアや政治が注目するのは、中東などからヨーロッパを目指す難民・移民。
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しかし避難生活を余儀なくされた人々の大多数は、苛酷な状況にある自国を抜け出すことすらできない、あるいは国内に留まることを選ばざるを得ないというのが実態です。
そしてそんな国内避難民は、国境を超えて保護を求める難民同様、あるいはそれ以上の苦難を経験しています。

若者や子供たちの夢や希望

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街が包囲され砲弾が飛び交う中、どこにも行けず空腹や病気・怪我に苦しむたくさんの子供たちがいます。
また、教育や仕事の機会を奪われた若者は、武装勢力に無理やり徴用されたり結婚を強要される恐れもあります。
また難民・避難民となった女性や子供たちの5人に1人が性的暴力の被害にあっているとの報告まであります。
学校の先生や、お医者さんになりたいと夢をもつ子供たちに明るい未来はあるのでしょうか。

最後に

21世紀にはいり中東の紛争は徐々に飛び火して、中東各地で革命が起きています。
また世界各地で起こっている地震の被害も重大です。
日々テレビで流れる世界の深刻な出来事を、「世界人道デー」を期にもう一度踏みとどまって今自分にできることを考えてみてほしいです。

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