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時代遅れの日本!ドイツの「育児法」をお手本にしたい

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男性は子孫を残すというその最重要事項を完遂するため、彼らなりの役目を果たしてきました。

子どもを産めるのは女性だけで、おっぱいが出るのも女性だけ。

しかし、最近はミルク育児を選ぶママも増えてきて、男性でミルク作りとオムツ替えができれば乳幼児のお世話ができるようになりました。

これまで男女の役割が決まり、生活のパターンが出来上がっていったのが、ここにきて崩れ始めています。

古代よりついこの間まで、子どもを産み育てることが差別だと感じていた女性がいたとは思えないですが、今は少々事情が変わってきているように感じます。

「ママじゃなきゃだめ」にしない環境づくり

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ドイツでは、母親がいないと安定しない子どもではなく誰といても安心できるよう、幼いころから多くの人と関わりを持てる環境作りをしています。

赤ちゃんが10カ月を過ぎた頃になると、ベビーシッターやナニーに子どもを預けて、夫婦のみで外食に行くことが一般的です。

常日頃から保護者以外の他の人であっても子どもが快適に過ごせるように子どもを訓練しているのです。

また、子ども部屋が最初から独立しており、子どもの就寝時間は一般的には19時と早めです。

子どもと大人の生活する空間を最初から分けているため、大人の時間が確保でき、子どもが寝た後の時間は夫婦の時間を大切にする風習が昔からあります。

日本がまさにそうですが、乳児期に父親と接する機会が少ない赤ちゃんは、母親がいないと泣いてしまうことがあります。

しかし父親は送迎などの物理的な部分だけでなく、対話などの精神的な部分においてもしっかりと子育てに参加しているため、ドイツの赤ちゃんは『ママじゃないとダメ』ということはなく、父親と二人の時間も母親と同じように過ごしているのです。

ある程度大きくなったら夏休み中も、子どもたちだけで2~3週間、教会主宰のプログラムに参加します。

日本はこう行った時組みが遅れている気がします。

育児の保証が手厚い

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母親や父親だけでなく、どんな人といても安心していられる、社会に開いた子どもを育てるという考えが実現される背景には、ドイツの育児に関する保障が手厚いことも関連しています。

ドイツでは母親が産前6週間、産後8週間の休暇を取得でき、給与の100%が会社から支給されます。

子どもが8回目の誕生日を迎えるまではいつでも、ひとりあたり最大3年間の育児休暇も取得可能なのです。

育児手当に相当する物で、前年度の平均給与額の約67%が国から支給される「両親手当」という制度もあり、最高1800ユーロ(約20万円)が支給されます。

支給期間は母親あるいは父親のどちらかだけしか受給しない場合は12カ月間まで、どちらも受給する場合はさらに2カ月間延長され、最大で14か月まで支給される仕組みです。この14カ月を両親がそれぞれどのように休暇をとるかは自由に選択ができます。

そのためやはり、父親の育児参加は日本よりも圧倒的に高い印象です。

特徴的なのは、母親と一緒にこの2カ月を休んで子育てをしている両親が多く、両親そろって0歳児を育てる機会を作っています。

この『両親手当』制度は、主に父親に、自分の子どもであることを自覚させる意図もあるそうです。

是非これは日本でも取り入れてほしい。

夫婦の関係も円満

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ファミリーの場合、日本は子ども中心になりがちですが、ドイツでは社会性や自立心を大切に育む育児方針も関係して、子どもが生まれても夫婦が仲が良い印象。

ドイツではパートナーとの信頼関係や仲をとても大切にするため、夫婦間がうまく行かなくなった時は案外スパッと離婚してしまう夫婦も少なくないのだとか。

離婚しても夫婦の両方が子育てに参加する権利が残されており、信頼が崩れたまま夫婦関係を続けるのは子どもが育つ環境にもよくないし、何しろ自分の人生を大切にしたいから離婚は前向きな人生のスタートと考えるのがドイツ。

子どもを親に依存させず、さまざまな人々とのかかわる環境の中で社会性と自立心を育むことが大切だと考えているのです。

「育児は女性がするもの」という狂った価値観

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日本ではまだまだ女性だけにその負担を背負わせている家庭は多いです。

そしてその背景には、夫である男性が妻の職業を軽視しているという現実があります。

パートだから、派遣だから、時短だからというのは、今やれっきとした職業軽視であり差別です。

これは今に始まったことではありませんが、これまでの日本が職業軽視や差別について無頓着だったと言えるでしょう。

それをよしとしていた時代の方が狂ってると思いませんか。

日本は先進国でありながら、パートナーシップの概念は諸外国に比べてかなり遅れていると思います。

もう女性だけが、家事や育児の負担をすべてかぶるような時代は終わったのです。

最後に

コロナもかなり強く影響しているかもしれませんが、最近の育児はかなり閉鎖的になってきているように感じます。
母親だけの社会だと子どもの社会が閉じた社会になってしまう。
そうではなく社会に開いた子どもを育てることが今の日本に必要なのです。
子育て支援金なども助かりますが、まずは社会全体で子どもを育てていく環境を整えて欲しいです。

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