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あなたの食べている豚肉がどのようにつくられているか?豚の悲しい一生

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豚肉が生産される過程、豚の悲しい一生
今あなたが食べている豚肉はどのように育てられ、何故この値段がつけられているか考えたことがありますか?
今日は豚たちの一生について、とても興味深い事実を皆さんと共有したいと思います。

豚や他の動物はたんなる農産物で企業利益だけではなく、感受性のあるかけがえのない命だということを、企業に問い直してもらいたいです。

メスの豚たちは大人に成長するまで極度に狭い「繁殖豚用ストール」(妊娠クレート)の中で、子豚生産マシーンのように扱われ、用が済むと殺されます。
一頭一頭が狭い鉄格子の檻の中に入れられ、豚たちはケガや病気に苦しみ、運動不足による筋力の低下、骨の弱体化で実際起立ができなることもあるそうです。
そのような豚は治療を受けるのではなく、殺されてしまいます。
この動画は、「肉の消費量を減らそう。放牧の商品を選ぼう。肉を食べるのをやめよう。」と訴えかけており、ショッキングなシーンもあります。


(YouTubeより)
農林水産省やOIE(国際獣疫事務局)では、動物福祉(animal welfare)が豚の健康と食の安全にもつながるとしています。
すでにヨーロッパ(EU)では2013年に「繁殖豚用ストール」の使用は禁止になっています。
アメリカでは5つの州で禁止。
段階的な廃止が決まっているのは、アメリカの4つの州と、ニュージーランド、オーストラリア、カナダがもうそれを始めています。
しかし日本では83.1%の畜産業者が「繁殖豚用ストール」を使用しているのが現状。
常時利用 67.9%
離乳後~妊娠まで 32.1%
(その期間はほんの数日)

豚肉が生産される過程、豚の悲しい一生
なぜ、このような残酷なシステムが生み出されたのかというと、私たち消費者が安い豚肉を求めたからです。
業者は、その需要に対して供給しているだけなのです。
豚は本来、とても来好奇心旺盛で社交性のある動物です。
だからこそ、ストレスは相当なもので、他の豚と触れ合ったり、体を反転させることもできない環境は私たち人間が想像しただけでも恐ろしいことです。
ここ最近、海外でこのストール禁止する動きがあったのは、消費者がより福祉に配慮された商品を選びたいという声があがっているからなのです。
豚肉が生産される過程、豚の悲しい一生
最近欧米でも広まりつつある、ベジタリアン(肉を食べない)やヴィーガン(肉と、動物から生み出されるミルクや卵も接種しない)の食生活。
一方では日本のように肉食ブームの傾向にあり、生産者も安いものを大量に求めるという負の連鎖へと繋がっているのです。
「肉を食べない」のは難しいかもしれませんが、「ミートフリーディ(週に数回肉を食べない日)」をつくるのもいいかもしれません。
それはずっとむかしから私たちの祖先は雑穀と魚中心の食事をしており、肉を食べなくても健康を維持できるのは立証されていることなのです。

日本で「繁殖豚用ストール」を使用していない豚肉(通販)

・らでぃっしゅぼーや
・ぶぅふぅうぅ農園
・えこふぁーむ(鹿児島)

最後に

一週間に数回しか肉を食べない試みは、世界中の都市や学校で実施されていることです。
いつから日本は肉食になってしまったのか、それは調理器具を売り出す為に一日3食と決めつけ人々を洗脳した時代から始まり、肉を食べないとスタミナがつかないなど、間違った情報がマスメディアで紹介されているからなのです。
この事実を知った上で、消費者がどのように選択するかは、多くの豚や他の動植物の苦しみを軽減することに繋がると頭にいれて欲しいです。

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