昨年、2013年度の来日外国人観光客数は、12年に比べ22.7増えています。
（日経新聞より）
韓国/ 231万人
台湾/ 217万人
タイ/ 44万人
マレーシア/ 17万人
それにはASEAN諸国内のタイ・マレーシアからの観光客に対するビザを免除、ベトナム・フィリピンには有効期限内に何度でも訪日できるビザを認めたことが大きく関係しているようです。
アジア諸国の最新ニュースまとめ
シンガポール
１、グリム童話の”歌う骨”をテーマにしたキティちゃんがブーム。
「マクドナルド」でセットメニューを頼めば、期間限定で童話シリーズのキティが順次入手できるキャンペーンで、徹夜で行列する人が後をたたなかった。
２、微粒子を防ぐN95規格のマスクの販売。
13年6月インドネシアの森林火災のけむりがシンガポールを襲い、空気汚染が市場最悪のレベルに達したためマスク購入に走った。
３、南米コロンビア発祥のダンス・エクササイズ「ズンバ」が大ヒット。
蛍光色など派手なウエアがシンガポール人の好みにフィットしているよう。
マレーシア
１、マレーシアの不動産会社ＴＡグローバルは、タイ南部プーケット島の高級ホテル「ムーベンピック・リゾート＆スパ・カロンビーチ・プーケット」をサウジアラビ系の投資会社から9020万ドルで取得したと発表。
２、マツダは5日、マレーシアで新たな組立工場を建設すると発表。
同国での生産台数を現在の年6千台から2万台に引き上げ、タイに次ぐ生産拠点になるという。
３、クアラルンプール郊外のセランゴール州シャーアラムにショッピングセンターを開発予定。
タイ
１、13年を象徴した商品がデモグッズの一つホイッスル。
10月末に始まった反政府による大規模集会で集まった人が一斉にホイッスルを鳴らして抗議した。
ホイッスルは集会場の近くで20バーツ（63円）で売られている。
２、日本への旅行者も急増。
39万7600人に上った。
1番人気は北海道だが、最近は富士山の立山や大阪、京都も注目されている。
３、タイは観光ビザが不要な国として、ロシアからの観光客が増えている。
1~6月の旅行者数の伸びは前年同期比で30%を超える。
４、バンコク都心部の商業施設「サイアム・センター」は13年1月に改装。
イギリスやスペインのファストファッションブランドがテナントにはいった。
５、タイのＴＣＣグループの外食・緑茶飲料大手「オイシ」ブランドの茶飲料がマレーシアやミャンマーにも進出。
インドネシア
１、インドネシア専用の低価格エコカーLCGCローコスト・グリーンカーが好調な売れ行き。
日本円で100万円前後。
比較的裕福な家庭で購入されていたが、今年は中間層の需要が期待される。
２、AKB48のインドネシア版の、JKB48が人気。
初アルバムはランキング1位になった。
３、日本の「ユニクロ」、スエーデンの「H＆M」など外資系のファストファッションが相次ぎ上陸した。
４、韓国の美白化粧品も人気が出てきている。
フィリピン
１、欧州連合（EU）が13年7月に乗り入れ禁止を解除。
日本とはオープンスカイ協定を結び増便可能になった。
「フィリピン航空」と、LCC最大手の「セブ・パシフィック航空」は相次いで欧米などへの便を増やし競争が激しくなった。
２、今年14年3月には成田便、名古屋便就航する予定。
３、マニラ湾岸に巨大カジノソレアが開業。
フィリピンのカジノはシンガポールを上回り、東南アジア最大になると予想されている。
４、富裕層が増え高級車のロールス・ロイスやベンツなど販売店を開設。
値段が高めの日本食「銀座ばいりん」や「新宿さぼてん」が相次ぎ開業し人気をよんでいる。
５、フィリピンで人気のファストフードのお店「ジョリビー・フーズ」はハンバーガーの他、中華ファーストフードなど合計2600店を、中国や米国に展開している。
最後に
以前はアジアの中心は中国で、日本のものはアジアにそこまで浸透していなかったが、今は日本のアイドルから日本食まで次々と近隣諸国へ進出し、若者に爆発的なブームをよんでいる。
本国に入国するビザの緩和と円安の影響も相まって、街ではアジア圏の観光客や学生が増えているようです。