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非人道的に消耗品として扱われる子ども兵たち「ウガンダ」の現在

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非人道的、消耗品、子ども兵たち、ウガンダの現在
世界で最も冷酷で残忍な組織としても恐れられる、ウガンダの反政府武装勢力「神の抵抗軍(Lord’s Resistance Army、以下LRA)」。
1990年代半ば以降、反政府軍であるLRAによる村の襲撃や子供の誘拐が多発し、約180万人の北部住民が国内避難民としての生活を余儀なくされました。
LRAは戦力補強の為、毎晩のように村や国内避難民キャンプを襲い子供を誘拐、これが「子ども兵」問題に繋がります。
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LRAは推定66000人の子供を誘拐、兵力の約8割を子ども兵に頼っていたとも言われています。

子ども兵の役割

・水汲み
・食事の準備
・敵対勢力との戦闘
・村の襲撃
・新たな子供の誘拐
・最前列で行進し弾除けとして使われる
・人間地雷探知機として利用される
・性奴隷
・その他雑用

LRAは子ども兵を洗脳するために、自分の手で、肉親や兄弟、親戚を殺させるとききます。

家族を殺す事は、脱走を防止するためのLRAによる一つの手段にもなっています。

時には自分の手で母親の腕を切り落としたり、家族の鼻や耳、唇を削ぎ落とすといった残虐な行為も強要されるんだとか。
しかしながら、仮に政府軍などに救出されたとしても、その後の彼らを待ち受けるものは決して安寧な生活ではありません。

ウガンダ北部の現状

▪️人口の90%以上(約200万人)が国内避難民。
(1980年代から20年以上にわたって続いた紛争の影響による)
▪️61%の人々が1日1ドル以下の生活を送っています。
▪️5人に1人の子供が5歳の誕生日を迎える前に亡くなってしまう。
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最後に

日本から遠く離れた国ウガンダ。
長かった戦争は現在も深い爪痕を残し、人々は未だに不安な生活を強いられています。
戦争は常に立場の弱い子どもや女性がターゲットになっており、特にウガンダの場合は内容が残虐です。
同じように子どもをもつ親としては心が痛みます。

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