流行の発信地ニューヨークでは、普通のエクササイズでは物足りなく、トランポリンを使ったジャンピングフィットネスや、スプリング仕様のバランスボードを使うなど常に進化したスポーツが生み出されています。
中でもSNSで話題沸騰中なのが、ヤギと一緒にヨガをする「Goat Yoga(ゴート・ヨガ)」というもの。
「ゴート」つまりヤギ・ヨガは、今までにない驚きの体験をすることができるのです。
アメリカ国内で広がるゴート・ヨガ
主催地はアメリカ・アリゾナ。
発案者はエイプリルさんとサラさんの2人。
ヤギと一緒のディスカッションは12月までで終了。
参考記事: azgoatyoga
参加者にとっても思い出に残るようなヨガコースにしたくて、このようなアイディアを思い立ったのだと言います。
ヤギがいることで皆の顔には自然と笑顔がこぼれ、心理的つながりと思いやりが生まれて会話がはずむといいます。
(写真はホームページからお借りしました。)
ヨガレッスンを真剣に受けに来る人も、ヨガは初心者だけれどヤギに興味津々の人も一緒になって楽しく汗をかく。
そんな姿をヤギたちは優しく見つめ、時に背中やお腹の上に飛び乗ったり、興味深く近寄ってきてメーメーと語りかけてきたり。
ヨガ好きも、動物好きもこれはたまらないですね。
ホームページの写真をみてもみんな本当に楽しそう。
筆者も是非受けてみたいレクチャーの一つです。
そもそも、ヨガの原点は「愛」。
最近のヨガはエンターテインメント性がとても高く、一種のブームのような感じで行われていますが、本来は精神性を高める行為。
今あるヨガは、そこから少しずつ遠ざかっている気もしますよね。
しかし、ヤギは偏見の目でみたりしないで、誰に対しても優しいというのがポイント。
アメリカのソーシャルメディアに取り上げられ、現在はアリゾナの他、オレゴン、マサチューセッツなどの州でも実施されているそうです。
本場インドでは動物が崇められている
ヨガの聖地インドでは、動物が神様として大切にされているヒンズー教の教えが根強く、象、牛、クジャク、サル、ネズミまでもが神様としてあがめられているのです。
また地域や風習によってもその種類はまちまちで、例えば北インドの高地では、そこにいるカシミアヤギなども人々に富と幸せを運ぶ存在として非常に大切に扱われています。
動物がそばにいることで、その生命の温かみや存在にただ感謝することができるゴート・ヨガ。
偏見の目なく、”その存在をあるがままに受け止めて愛する” ということのヨガの原点に気づかせてくれます。
最後に
最近は女性のヨギーニが増え、エンターテインメント性がかなり重視されている現代のヨガスタイル。
筆者もちょっと変わったヨガに興味津々ですが、今回の動物ヨガは独創的でとても面白そう。
開放的な場所でヤギたちと楽しく行うヨガは、良いエネルギーをもたらし、それによって全員が一つになれるのが魅力のようですね。