今日ご紹介する映画は、「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~」です。
この映画は、黒人メイドを差別する白人上流社会に疑問を抱き、その内容を一冊の本にするというヒューマンドラマです。
原作:THE HELP
タイトル:ヘルプ ~心がつなぐストーリー~
監督:テイト・テイラー
製作国:アメリカ
製作年:2011年
上映時間:146分
キャスト:エマ・ストーン、ヴィオラ・デイヴィスオクタヴィア・スペンサー
ジャンル:ヒューマンドラマ
あらすじ
舞台は1960年代のアメリカ南部。
大学から故郷に戻った作家志望のスキーター(エマ・ストーン)。
“ヘルプ”と呼ばれる黒人メイドを差別する白人上流社会に疑問を抱き、メイドのエイビリーン(ヴィオラ・デイヴィス)に取材を申し込みます。
初めはかたくなに断りますが、親友で同じくメイドの、ミニー(オクタヴィア・スペンサー)がある事件を起こしそれをきっかけに、重い口を開きはじめます。
社会からの報復を恐れながらもスキーターの執筆に協力する彼女たちの“心の声”は、やがて一冊の本となり世の中に驚くべき変革をもたらすことになります。
NYタイムズ紙書籍ランキングNo.1のベストセラー小説を、実力派女優たちが見事に演じます。
アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞の助演女優賞をを席捲した感動の物語です。
アカデミー賞 第84回(2011年)主演女優賞
ゴールデン・グローブ賞 第69回(2011年)主演女優賞
感想
アメリカで今もなくならない人種差別について知れる映画です。
全体的に明るく描かれているので、リアルな争う場面はありませんが、実際には恐ろしいことが日常的に起こっていたことがよくわかります。
日本では人種差別は露骨には表面にだしませんが、心の中では学歴や会社名、またはその輪の中でも人間関係の差別はたくさんあるはずです。
昔アメリカであったこの事件を、身近に置き換えて改めて考えてみると、差別をする人間はいかに小さい人間かがわかります。
自分の子供にも、この映画の主人公のように思いやりを持てる人になってほしいと思います。
最後に
差別の現実に心が痛くなります。
しかし重い内容だけではなく、笑いもあり、それなりの人生の楽しみや生きがいもある映画です。