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重松清「小さき者へ」は、様々な家族の断片を父親目線でヒューマニズムに書かれている作品

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重松清、小さき者へ、様々な家族、父親目線、ヒューマニズム、本
今日ご紹介する本は、重松清さんの「小さき者へ」です。
「家族」と「父親」を問う全6篇の短編小説。

気づいてくれ お父さんにも14歳の頃はあったんだ。

タイトル:小さき者へ
著者:重松清
出版社:新潮文庫
出版日:2006年6月
カテゴリー:小説
価格:617円(税込)

第1章 海まで

次男は素直に親やおばあちゃんに甘えているのに、長男は年頃のせいか常に弟と比べられ、甘えたくても大切な人に擦り寄ることができないで損をしてばかり。
親は痛いほど子供の気持ちが伝わり、どうにかしてやりたいと思う。
重松清、小さき者へ、様々な家族、父親目線、ヒューマニズム、本

第3章 小さき者へ

中学受験に失敗した息子。
不登校になり、家では母親に暴力も振るう。
母親は出て行き、父親はバブル後の不況の中、会社で早期退職を迫られる。
途方に暮れる父親がビールを飲みながら綴った息子への手紙の内容とは。
重松清、小さき者へ、様々な家族、父親目線、ヒューマニズム、本
妻を亡くした作者の重松氏。
「小さき者へ」は、母親を失ってしまった自身の子供たち3人に向けて語りかけています。
家庭には様々な形があり、どんな困難が前にあろうとも、前へ進んで欲しいという強いメッセージが込められています。

最後に

親は子を育てるのではなく、親が子に学び親として成長するといいますが、この本は様々な家族のあり方を表現しています。
子供の心は純粋で、大人が忘れかけている気持ちを思い出させてくれます。

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