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夫婦って、家族ってなんだろう?「庭の桜、隣の犬」角田 光代

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夫婦、家族、何、庭の桜、隣の犬、角田 光代
(写真はイメージです)
今日ご紹介する本は、角田 光代さんの「庭の桜、隣の犬」です。
タイトル :庭の桜、隣の犬
著者 :角田 光代
出版社 : 講談社
出版日 :2007年9月4日
価格 :617円
ジャンル :文庫

角田 光代(かくた みつよ)

1967年、神奈川県生まれ。
早稲田大学第一文学部卒業。
1990年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。
1996年「まどろむ夜のUFO」で野間文芸新人賞。
1998年「ぼくはきみのおにいさん」で坪田譲治文学賞、「キッドナップ・ツアー」で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞。
2000年路傍の石文学賞。
2003年「空間庭園」で婦人公論文芸賞。
2005年「対岸の彼女」で直木賞。
2006年「ロック母」で川端康成文学賞。
2007年「八日目の蝉」で中央公論文芸賞を受賞。
2010年7月には、毎日新聞の連載「ひそやかな花園」も単行本化された。
ウィキペディア: 角田光代

内容紹介

夫婦、家族、何、庭の桜、隣の犬、角田 光代
(写真はイメージです)
主人公の房子と宗二、30代の夫婦は仕事も家もある、親も元気でごく平均的な夫婦。
郊外の3LDKのマンションは35年ローン。
結婚2年目にして子供はない。
今は何もしていなく、実家に帰ってきては夕食をおすそ分けしてもらってそれを自宅に戻って並べるだけ。
30代夫婦の生活を揺らす、さざ波のような出来事を通して、

現代の家族のあてどない姿をリアルに描いた傑作長篇小説。

夫婦って、家族ってなんだろう?
愛でも嫉妬でもない、なにかもっと厄介なものをど真ん中に抱えて、私たちはどこへ向かうのだろう。
リアルな世界と、地に足のつかない世界が渾然一体となった小説で、その世界観が角田さんらしいです。
もやもやとした言葉ではハッキリ言い表せない、房子の気持ちも分かる気がします。
結局この2人、いろいろあるけれどずっと夫婦でいるのだろう。

あとがき

怒ったり、笑ったり、泣いたり、悩んだりしながら、人は生きていく。
夫婦とはそんなもので単純なものではないということ。
ふわふわと漂う夫婦間もいいのではと感じました。

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