アフガニスタンはイスラム教徒の中でも厳しい決まりがあり、特に女性の自由がありません。
外に出るときは必ずベール被り、頭から足までを隠さなければなりません。
更に女子は学校にも通わせてもらえず、働くことも出来ないといいます。
また、どこでも家族以外の男女が同じ部屋にはいることは禁じられており、どこへいっても男性専用と、女性専用の部屋があるそうです。
そんな自由がきかない女の子は小さいときから、頭を刈り上げ男の子の格好をして街に出るといいます。
そうすることにより自由に車も運転でき、仕事にもつくことができるそうです。
そのような女子を「バチャ・ポッシ」と呼びます。
(ダリ語で"男子の格好をしている"という意味)
これは先日TVでドキュメンタリー放送された内容。
ある家族に女子ばかりが4人続き、男子が生まれないとまわりから軽蔑の目で見られる為、一番末の子を「バチャ・ポッシ」にしたという家族。
自分の子供をまるで物扱いする様は、とても衝撃的でした。
その決断はほとんどは親が下しているのだそうです。
中には思春期を過ぎ、女性に戻った人や、自由を求め海外に亡命したり、イスラム文化に生まれた女性達はこうして必死に生きています。
また最近にニュースにも、窓から男性の歩いている姿を見ただけで、母親から硫酸をかけられ、顔に大やけどを負った少女の事件も、とても衝撃を受けました。
何かのバツとして硫酸をかけることは、日常的に起こっており社会問題にもなっています。
最後に
人間は、男女問わずその人の尊厳を大切にすべきだと私は思います。
イスラムの教えに背くと、暴力や強姦、下手をすると殺されてしまうこともあるそうです。
特にイスラム教の中でもアフガニスタンは、宗教の決まりがとても厳しいようで、私たちには想像もできない世界ですね。
自分がその国に生まれていたら、と考えると恐ろしいと同時に同じ年代の女性が自由を手にすることなく男性の添え物みたいな扱いで儚く死んでいくのは、とても悲しいことです。