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男女平等が根ずくフィンランドの育児サポート「ネウボラ」日本も取り入れるべき!

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男女平等のフィンランド、育児サポート、ネウボラ、日本も取り入れるべき
日本で出産した後は、休む暇なく小児科や保育園・幼稚園、自治体役所、保健所と行くところは様々。
また妊娠がわかった直後も、母子手帳をもらいに自治体の役所、母親学級があれば保健所と、必要に応じて様々な機関に足を運ぶのが、妊婦やママたちにとってはうんざりすることもあります。
誰もが安心して出産・子育てができ、必要な時に必要なアドバイスや支援を受けることができることが理想だと思います。
男女平等のフィンランド、育児サポート、ネウボラ、日本も取り入れるべき
そこで今注目しているのは、フィンランドで広がり始めている、「ネウボラ」というサポートセンターです。
「ネウボラ」
妊娠期から子どもの就学前までを支える公営の「出産・子育て家族サポートセンター」のこと。
フィンランドで普及している子育て支援制度のことで、直訳するとフィンランド語で「アドバイスの場」という意味があります。
フィンランドの総人口は約540万人に対して、現在800カ所以上のネウボラが設置されています。

妊娠期から就学前までの子どもの健やかな成長・発達の支援や、家族全体の心身の健康サポートも目的としています。

先進国の中でも女性の社会進出は早くから行われ、男女平等が根ずいているフィンランドでは、女性の80%以上がフルタイムで働いています。
最近では一人親、再婚、事実婚などが増え、家族の形が多様化しているのは日本もフィンランドも同じです。
■2012年度の合計特殊出生率
フィンランド /1,80
日本 /1,41
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フィンランドでは妊娠に気づいた女性はまず、近くにある「ネウボラ」を訪れます。
医師や保健師ら専門職が配置され、妊娠中に最低でも8〜9回の健診、出産後も2回の健診が行われます。
子どもは15回の健診があり、必要に応じて家庭訪問も組まれる。
これは日本でも未熟児や障害をもった子どもだけ行われています。
また、保健師や医師だけではなく、「ネウボラ」を通じて、管理栄養士、リハビリ・セラピー、ソーシャルワーカーともつながることも可能なんだとか。
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メリット

・貧富にかかわらず全ての世帯が対象である
・可能な限り同じ保健婦が最後まで担当する
・育児に関するほぼ全てが一つの場所で済ませる
・子どもの虐待死件数を減らすことができある

日本でのネウボラ活動

・浦安市
・世田谷区
・和光市
・高浜市
・名張市
今後は地方の所長村でも増加していくのではと予測しています。

最後に

最近ニュースで日々報道されている”子どもへの虐待”。
政府統計では、児童虐待相談の対応件数は平成2年の1,101件から年々増加しており、平成24年には6万6,701件にまで増えているそうです。
以上のような事件は親になる人たちの理性や常識の問題もありますが、社会全体がもっとサポートしてくれる仕組みをつくってくれると、親たちの不安やストレスが解消されるのではないでしょうか。

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