突然ですが英国発祥の「クリケット」というスポーツをご存知でしょうか?
野球の原型でもある「クリケット」は、投手が投げたボールを打者が打ち、得点が多いほうが勝ちという基本的なルールは野球と同じです。
意外にも、世界の競技人口はサッカーに次いで第2位で、20億人以上のファンがいるとてもポピュラーなスポーツなのです。
南アフリカやオーストラリアといったチームに並び、インドやパキスタンなども強国に名を連ねています。
訪れたスリランカでは国技はバレーボールになりますが、大人から子供までみんながクリケットに夢中です。
スリランカの中でも南部のビーチ沿いでよく行われており、子供のチームから、漁師チーム、プロを目指すような若者のチームも熱心に練習していました。
「ICC World Twenty 20」と呼ばれる国際試合の決勝戦が行われ、スリランカが見事優勝した年もあります。
クリケットのルール
ピッチャー/ポーラー
バッター/バッツマン
長方形のピッチの両端にバッツマンが1人ずつ立ち、ボーラーと呼ばれる投手が一方のピッチの端に立ち投球します。
ピッチの両端には「ウィケット」と呼ばれる柱が3本ずつ立っており、ボーラーはウィケットにボールを当ててバッツマンをアウトにすることができるというもの。
投球を受ける側のバッツマンはボーラーの投げたボールを打ってウィケットを守ります。
ボールを打ったら両端のバッツマンは反対側のピッチめがけて走り、走りきれば一点ずつ得点が入るのです。
朝6時半から行われていた「クリケット」を練習する若者や、平日の日中にも関わらず大勢の地元の少年が「クリケット」に夢中になっていました。
最後に
私もスリランカを訪れて初めて間近で「クリケット」を見て、それもどこに行っても皆が夢中になっているので、とても興味をもちました。
ベースボールのほうがお金になるスポーツですが、イギリス統治時代から残ったこの球技を今でも大切にしているスリランカ人は、子供のように目をキラキラさせてとても印象深かったです。