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古い考えを捨てよう!イギリスから広まった「おもちゃジェンダーフリー」

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こどもが欲しいと言ったおもちゃや服が意外なものだった時あなたならどうしますか?
ステレオタイプな考え方を捨てる勇気がありますか?

最近、ジェンダーバイアスに囚われないよう、ニュートラルカラーのベビー用品やおもちゃが目立つようになってきました。

男の子ならブルー、女の子ならピンク。
確かに自然な考えかもしれませんが、子どもでも選択する自由はあります。

興味をもってはダメなの?

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男の子向けのヒーローおもちゃを欲しがる女の子。
プリンセスの格好をしたがる男の子。
このように日本では、性別にあっていない服やおもちゃ、色使いなども買う前から否定されがちです。
その子どもたちの多くは、ただ単に今それに興味があるだけ。
イギリスではむしろ親が性別でおもちゃや、やりたいことを制限する方が珍しいです。

おもちゃジェンダーフリー

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おもちゃ業界は、多様性を尊重し社会の変化を反映すべく、新しい流れに突入しています。
小売各社が、性別に分けて商品を販売する方針から、ジェンダーフリー化の流れに変わってきているのです。
米国のトイザラスは2016年11月、ウェブサイト上から性別による分類をなくすと発表しました。
またディズニーストアでは、ハロウィーンのコスチュームを“子ども用”という表示に変更しています。
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イギリスには「Let Toys Be Toys」つまり、おもちゃをおもちゃらしくしようという団体があります。
その民間団体の活動の結果、トイザらスから始まったこの動きは大手デパートのハロッズや、スーパーなど主要な小売店、本屋まで拡大しています。
今や多くのお店でこの男女別の表記はなくなってきています。
2013年の調査では、最初の調査を行った前年度のクリスマスに比べ、男女の区別の表記を行う小売店の数が60%減少したと発表しています。

教育現場にも変化

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今春入学した一年生たちは、何色のランドセルを背負って登下校しているか。
これまでは「男の子には黒いランドセル、女の子には赤いランドセル」を買ってあげる、もしくはそのカラーしか店頭に売っていなかったのではないでしょうか。
ランドセルの色を男女で区別するのは親や社会が勝手に決めただけで、子ども達の意思ではありません。
また教科書やテレビ番組などの登場人物について、「男子がズボンをはき、女子がスカートなのはジェンダー・バイアス(性別による偏り)があるためだ」などと教え込まれ、そうした「バイアス」に敏感になるよう要求されています。
このように、ジェンダーフリー教育とは、「区別は差別」という観点から、男女の区別に偏狭な人間を作るための”洗脳教育”ではないかとも言われています。
教育の現場でも多様性を受け入れる流れになってきているのです。

最後に

子どもでの偏見に囚われずに自由に選べる「おもちゃジェンダーフリー」。
この傾向は欧米諸国から始まり、今や日本でも見受けられます。
ジェンダーステレオタイプは正しいとか間違ったという概念ではなく、むしろ当たり前のことなのだと気付かされます。
子どもが自分で選び、自由に遊ぶことを尊重してあげたいものですね。

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