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本物のアーティストが先生?!イタリアの「レッジョ・エミリア・アプローチ」

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本物、アーティスト、先生、イタリア、レッジョ・エミリア・アプローチ
現在タイ・バンコクで育児奮闘中のブロガー「visiomire(ヴィジョミア)」です。
娘は先日1歳3月を迎え、おしゃべりも上手になってきました。
今後どのような環境で、どのような教育を受けさせようか迷っているところです。
早い子はもう1歳で保育園に預ける方もいれば、3歳くらいまでママとの時間を大切にしたいという方もいるかと思います。
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せっかく海外にいるので、小さいうちからさまざまな国の子と触れ合ってほしいというのが筆者の考えです。
そこでタイとは直接関係ありませんが、3つの国の幼児教育方針に興味をもったので軽くご紹介します。
筆者が一番子供に受けさせたいと思ったのは、イタリアの「Reggio Emilia Approach(レッジョ・エミリア・アプローチ)」です。

「レッジョ・エミリア・アプローチ」は最近注目されている幼児教育実践法。

その関心は保護者の方から保育士さんまで広がっており、この実践法を取り入れている保育施設も増えてきています。

レッジョ・エミリア・アプローチとは

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イタリア北部にある小さな街の名前が「(レッジョ・エミリア)」。
ここで行われていた教育法が、1991年にアメリカのニューズウィーク誌で「世界で最も優れた10の学校」に選ばれ、有名になりました。
「レッジョ・エミリア教育」では、芸術と探求を重視しています。

プロジェクト活動

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アトリエリスタという芸術の専門家が保育に参加し、子どもの創造的な活動を支援してくれるのが最大の魅力。
その中のひとつに「プロジェクト活動」という保育の取り組みがあります。
これは1つのテーマを、長い場合は数カ月~1年といった長期間、子どもたちや保育士、保護者が一体となって掘り下げていく活動のことです。
 
展覧会に向けて作品を作る場合、子どもたちが「個人で作るのか、みんなで作るのか」「何を作るのか」「どのように作るのか」などグループで話し合いながら進めていきます。
保育士は指示を出すのではなく、その話し合いに対等に参加し、保護者にも状況を共有して理解を求めます。

プロフェッショナルスタッフと充実した教材

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レッジョ・エミリア・アプローチでは、アトリエリスタ(美術専門家)とペダゴジスタ(教育専門家)というプロフェッショナルスタッフが、保育士と一緒にに子どもの創造的活動を支援してくれます。
 
また、子どもたちには自由に使える共同広場には様々な教材・素材が常に用意されています。
■本格的な教材
・ピアッツァ
・アトリエ
・ドラムセット
・パソコン
・自然の木の枝や小石など

パネル展示を誰でも自由に見れる

活動内容や制作物などをパネル展示し、いつでも見られるようにする「ドキュメンテーション」という手法にも特徴があります。
子どもたちの個々の感性を活かすことを重視したこの教育法に世界が注目しており、今も多くの保育・教育関係者が研修で訪れているそうです。

最後に

「レッジョ・エミリア教育」は調べた中でも最も気になった教育方で、プロフェッショナル技術を早い段階から身につけさせるのはとても面白いと感じました。
また子ども向けのおもちゃではなく、子どもの頃から本物に触れさせてあげることは五感を刺激し脳の発達にも大きく影響します。
日本の幼児教育にもどんどん取り入れてほしいものですね。

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