チーズは栄養豊富な牛乳を原料にしているため、栄養成分が濃縮されています。
チーズ100gを作るためには牛乳を1000ml使います。
世界中に数千以上の種類があるといわれているチーズ。
なかでもヨーロッパのチーズは、その種類の豊富さと、クオリティの高さにおいてトップレベルです。
日本での本格的なチーズの製造は、大正時代になってから始まりました。
チーズはヨーロッパ全体で170種類、その内フランス国内には40種類近くあるそうです。
ヨーロッパは地形や風土が変化に富み、生産地ごとに種類が違うといわれるほど実に多彩なチーズが存在します。
ヨーロッパにチーズを広めたのはイタリア人といわれています。
南北に長いイタリアは原料にする乳も北部では牛乳、南部では羊や山羊、水牛の乳を使うケースが多いそうです。
■フロマージュの種類
フレッシュタイプ
(モッツァレラ、カッテージ)
熟成させず、作りたての味を楽しむチーズ。
水分が多く、柔らかく、さっぱりとした酸味があります。
ハードタイプ/セミハードタイプ
(ゴーダ、チェダー、エメンタール)
生乳を固めたあと、プレスして水分を取り除き、乳酸菌の力でゆっくり熟成させるチーズ。
固めでプロセスチーズの原料にもなります。
スーパーハードタイプ
(パルミジャーノレジャーノ)
1〜2年熟成させて作る最も硬いタイプのチーズ。
固いので粉状にして料理に使われます。
青カビタイプ
内部に青カビを植えつけ、熟成させるチーズ。
大理石のような美しい模様になります。
(ゴルゴンゾーラ、ロックフォール)
白カビタイプ
(カマンベール・ブリー)
表面に白カビを植えつけ、熟成させるチーズ。
熟成が進むにつれて中がクリーム色になってきます。
・ウォッシュタイプ
チーズの表面を塩水や酒で洗い成熟させたもの。
山羊の乳から作るシェーブルタイプなどがあります。
伝統的なナチュラルチーズの名称には、そのチーズが作られた地名や場所に由来する物が数多くあります。
■作られた村や町、地方の名前
・フランス/カマンベール、ロックフォール
・イタリア/パルミジャーノレジャーノ、ゴルゴンゾーラ
・オランダ/ ゴーダ
・イギリス/チェダー、 スティルトン
・スイス/エメンタール
■製造方法から付けられた名前
・スイス/ ラクレット(ラクレ=削るという意味で、溶かして削って食べるところからついた名前)
・イタリア/ モッツアレラ(引きちぎるという意味)
・イタリア/ リコッタ(2度煮るという意味)
最後に
世界で一番チーズを食する国のNo.1はフランスです。
フランス語でフロマージュと呼び、フランスの各家庭の冷蔵庫には最低でも2種類のチーズが常備されています。
チーズは様々な料理との組み合わせにもよく合い、栄養価も高いため少量を毎日摂るのがおすすめです。