タイは一年を通して温暖な気候なため、生物や植物は日本に比べると成長が早く生き物は巨大化しています。
またどこに行ってもある路上の屋台のおかげで街は不衛生で、日本の生活ではめったに見たい生き物も姿を現します。
虫が好きな人はほとんどいないと思いますが、中には毒をもった生物もウヨウヨしているので、今日はタイに生息する巨大生物についてご紹介したいと思います。
カエル(タイ語:ゴッブ)
手のひらサイズのカエルは普通にいます。
道路で車にひかれることもしばしば。
またタイ人はカエルを食べる習慣があるため、ローカルの市場では大小さまざまなカエルが生きたまま売られています。
私も一度食しましたが、美味しいとは言えない代物です。
ゴキブリ/ネズミ(タイ語:コックローチ/ノゥー)
日本では特に嫌われ、害虫駆除対策をしている家庭も多く、あまり見かけることはありませんが、タイでは日常茶飯事です。
また体は赤茶色の光沢があり、手足が長いくせに動作は鈍いです。
ネズミは暑期や雨季になると多く発生し、こちらもよく道でひかれている姿を目にします。
日本でネズミを見たことはないですが、全長15センチほどのネズミがスーパーや飲食店内にもいます。
大トカゲ(タイ語:ヒァ)
大トカゲを見た人は、息も止まるほど恐ろしい光景を目にしたと口をそろえます。
それも街路樹に張り付いていたり、ゴルフ場にいたり、市民が行き来するマーケットの近くにいたり神出鬼没です。
簡単に見られる場所はバンコクの中心にあるルンピニ公園で、ここの池にはワニと勘違いするほど強大なトカゲがたくさん住んでいます。
池にはボートレンタルもしていて、子供たちにボートで追いかけられている大トカゲもいました。
しかし何でも食べるタイ人ですが、この大トカゲだけは嫌っており毒があるので危険なんだとか。
また小さなヤモリ(タイ語:チンチョ)も日常的に家の中に現れます。
大きさは5~10センチ程度で、人には害はないそうですが天井や壁をみるといつの間にか集まってきていて、最初はびっくりします。
鳴き声はチュンチュンと意外な声をだします。
カタツムリ(タイ語:ホーイタークヤック)
雨季や水をまいた後の湿った地面に突如現れるのが、巨大カタツムリです。
全長約10センチほどで、野球のボールくらいの大きな貝を背負っています。
日本のカタツムリとは比べものにならないほど大きく、殻もヤドカリやタニシのような尖った殻なので、存在感があります。
家に帰って調べてみると、アフリカ・マイマイ(Achatina fulica)という世界最大の陸産巻貝の一種で、貝の大きさは9センチ。
有害な寄生虫(広東住血線虫)の中間宿主であり、人間に寄生した場合、好酸球性髄膜脳炎を引き起こす危険があり、場合によっては死に至るとWikipediaに書かれていました。
しかし、タイ人は焼いて食べると聞きさらに驚きです。
蚊(タイ語:ユンッ)
蚊にも種類があり、昼はシマシマのデング熱を媒介する危険な種類の蚊。
夜は黒くて大きい蚊が飛んでいるんだとか。
そんな時便利なのが、ラケット形の蚊を撃退する道具です。
ラケットの編み目に電気が走っていて一見危険そうな道具ですが、タイはどこにいっても蚊が飛び回っているのでこのラケットが一家に一台あると便利なんだとか。
その他にも想像している以上に大きなバッタや蟻もいます。
蟻は小さくても攻撃的で、かじられると赤く腫れるほど凶暴です。
最後に
熱帯のタイでは何でも大きく成長しその姿はまさに生きた化石と言えます。
それが大都会にも現れ、時に危険にさらされます。
現に私はバンコクでデング熱にかかっており、とても辛い思いをしました。
タイでは野生の鳥や猫も狂犬病の可能性があるため、やたらと触ったりはできません。
上記の生物が多いのはため池がある公園です。
興味がある人はカメラ片手に出かけてみるのも面白いかもしれませんね。