(写真はイメージです。)
今日ご紹介する本は、沢木耕太郎さんの「旅の窓」です。
タイトル :旅の窓
著者 :沢木耕太郎
出版社 : 幻冬舎
出版日 :2013年4月26日
Kindle価格 :199円
ジャンル :エッセイ、評論
沢木耕太郎(さわき こうたろう)
1947年11月29日東京生まれ。
横浜国立大学経済学部卒業。
日本のノンフィクション作家、 エッセイスト、小説家、写真家。
1970年ルポライターとして「防人のブルース」でデビュー。
以後、スポーツや旅などを題材にした多数のノンフィクション作品、小説などを発表している。
ウィキペディア
内容紹介
(写真はイメージです。)
沢木耕太郎の81編の小さな物語。
心に浮かんだ感情を綴ったライトなエッセイ。
初めて眼にする風景。
いつしかそれは自分自身を写し出していた。
フィルムに残った多くの光景。
81枚それぞれに「意味」を与える至極のフォトエッセイです。
私たちは、旅の途中で、さまざまな窓からさまざまな風景を眼にする。
それは飛行機の窓からであったり、汽車の窓からであったり、バスの窓からであったり、ホテルの窓からであったりするが、間違いなくその向こうにはひとつの風景が広がっている。
しかし、旅を続けていると、ぼんやり眼をやった風景のさらに向こうに、不意に私たちの内部の風景が見えてくることがある。
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そのとき、私たちは「旅の窓」に出会うことになるのだ。
その風景の向こうに自分の心の奥を覗かせてくれる「旅の窓」に。
ごく日常のありふれた光景なのに、人々の笑顔、思い詰めた表情、時には深い皺にも物語があることに気がつきます。
その文章は沢木氏らしい鋭さと、優しさが感じられます。
また、ところどころ自身の子供のことを書いており、沢木氏の別の一面を覗かせてくれて、本作品の魅力を増しているようにも思う。
最後に
筆者も昔一人旅にでていたので、その時のことを思い出させてくれた素晴らしい本です。
手元において気が向いたときに気が向いたページを開き、過去にした旅と現代の旅に思いを馳せる、そんな素敵な一冊です。