株式会社ノイエジークがこれから始めようとしているのは始、女性向けのオンラインファッションレンタルサービス『エアークローゼット』。
会員登録して数日待つと、スタイリストが選んだトップス、ボトムス、ワンピースなど、3着のコーディネートが自宅に届くシステムになっています。
しばらく着てから返送すると、再び新たな組み合わせのボックスが届く。
海外では既に「ル・トート」「レント・ザ・ランウェイ」など同じようなサービスを始めており、「ル・トート」はわずか3ヵ月で1万人の利用者を集めているそうです。
■メリット
・月額6800円
・何回返送しても大丈夫
・送料不要
・クリーニング代不要
・気に入った服は購入も可
売り場を持たないオンラインショッピングのような業態で、とても近未来的で画期的なシステムだと思います。
服が実際に着られない、服が多すぎて自分に合った服を選ぶのが難しいといったオンラインショッピングの課題を解決し、既存ブランドの新たな販売チャネルになるのが狙いのようです。
また、気に入った服は、ディスカウント価格で購入できるシステムも検討しているんだとか。
■ターゲット
・27~35歳の働く女性(コンサバ思考)
・コーディネートを考える時間がない人
・おしゃれを楽しみたい人
・たくさんの服を着たい人
・お金は抑えたい人
ファッション小売市場は約9兆円規模。
1991年の約15兆円をピークに年々縮小傾向にあります。
消費支出額の割合も1990年から2009年までに7.8%から4.5%まで減少しています。
これは服を買わなくなったわけではなく、1人あたりの支出額が減っているから。
「良い物を買う」から「安いものを探す」に消費者のマインドを移したデフレ型ビジネスが背景にあるようです。
『エアークローゼット』のようなシェアリングサービスは中~高価格帯商品の購買意欲を高め、市場を活性化を図る狙い。