みなさんご存知の通り、熱帯モンスーン気候に属するタイ・バンコク。
2月中旬頃から5月中旬までの夏季は最も暑く、その間にソンクラーンという水掛祭りが行われます。
そして5月中旬から10月中旬までが雨季で、1日に一度は雨が降り時には落雷の音で夜な夜な寝不足になったり。
ベストシーズンは乾季の10月中旬から2月中旬までで、お外のアクティビティーはこの時期にまとめて行うのに限ります。
寒いのが苦手な人や、もっと季節感があるおしゃれを楽しみたい人、のんびりしたタイが好きな人などここに集まってくる人はさまざま。
イヤイヤ駐在でバンコクにやってきた人や、好んで現地採用でバンコクにやってきた人もいます。
筆者の場合は夫が後者の方で2014年にタイにやってきたわけですが、4年住んでも排気ガスとゴミの匂いだけは慣れませんでした。
大気汚染が深刻化
排気ガスといえば、子どもを持つ家庭は公園の少なさと暑さも加わり、野外で遊ばせることができず日中行き場に困ることも。
また今年の1月頃はバンコクでもPM2.5が騒がれ体調を崩す人や、幼稚園などでは外遊びが禁止になったり、目に見えて空が澱んでいました。
このように子どもにとってベストな生活環境のことを踏まえ、私たち家族で3月末に日本に戻ることを決断しました。
本帰国シーズン真っ只中
4月は一年で最も人の入れ替えが激しくなる時期です。
しかも、今年は本帰国する人が例年より多い印象を受けます。
これまで家族揃って受け入れていたのが、会社の予算の関係で単身に切り替える企業も多く、特にシラチャーやアユタヤ等の工場勤務の人員は削られつつあるそうです。
また最近は手当や待遇も縮小ぎみで、駐在員でも家賃補助は勿論のこと、ドライバー付きの車も手配されない会社が増えてきているようです。
つまり、今後はバンコクに単身者が増える見込み。
ロングステイヤーも入れ替わる時期
一方年配のロングステイヤーも徐々に減少ぎみで5、6年前にバンコクにやってきた老夫婦も75歳を越え、病院にお世話になることも多く、高額な医療費は生活を圧迫し日本に帰国せざる負えない状況になってしまう人が多いと聞きました。
実際、友達の知人はバンコクで緊急オペ+1週間の個室入院で300万円の請求がきたと言っていました。
生活費が抑えられると意気込んでやってきても、高齢者は一歩間違えると大出費もありえます。
そのためにも日本でしっかり海外保険に加入することをおすすめします。
あとがき
筆者が感じるのは数年前のタイに比べて、どんどんん物価が上がってきていること。
帰国者が増えているのは、最近の円安とタイの物価が徐々に日本と変わらなくなってきているのも要因の一つになっているように感じます。
今後は経済的なメリットを求めてタイで老後を過ごすと言う人は減り、駐在員も単身者が増えそうですね。