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アメリカ人はベトナムに地獄をつくり、タイに楽園をつくった

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アメリカ人、ベトナム、地獄、タイ、楽園
タイでは女性の方が稼げる社会構造。
というのも女性の方が働ける場所がおおいから。
オフィスでも女性が半数以上なんて企業もよくあるそうです。
そもそもタイ人男性が働かなさすぎなんだと思う。
ところで、日本人男性が喜んでタイに出張に行くのにはある訳があるのを知っていますか?
タイに駐在している人や出張中の夫がバンコクで何をしているかというと、毎晩カラオケ通いをしているのです。

カラオケといってもタイ場合、唄を歌う店というよりカラオケ嬢を持ちかえる買春宿です。

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有名なのは1970年代から続く日本人向けの歓楽街タニヤと、バンコクから約1時間ほどで行けるパタヤです。
現在はさらに規模が広がりスクンビット、ラマ9などにも広がっています。
なので、口頭でも申し上げたようにタイでは女性が稼げるところが豊富にあるということです。
このカラオケは企業接待の王道コースなんだそうです。

カラオケ嬢は、日本人のパパ複数から毎月2、3万バーツを送金してもらっているという人も。
タイ人ホステスに入れあげ、気づけば妻子も離れ、仕事も金もなくなり廃人になんてことはよくある話です。
日経の商社では、独身者と既婚者の単身赴任では、バンコクに駐在させないというところもあるくらい、誰もが知っていることです。
映画「バンコクナイツ」(富田克也監督)は、まさにそんなありすぎたストーリーが赤裸々に描かれていて興味深い男性は多いのではないでしょうか。
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(公式ホームページより)
タニヤ嬢にハマった日本人男性と、バンコクの風俗や闇の社会が見えてきます。
お金、人間関係、娼婦、楽園、植民地など様々なテーマが組み合わさった3時間の長編。
タイトル :バンコクナイツ
監督 :富田克也
脚本 :相澤虎之助
公開日 :2016年8月12日
ジャンル :ドラマ

あらすじ

タイの首都、バンコク。
日本人専門の歓楽街タニヤ通りの人気店、「人魚」でNO.1のラックは、イサーン(タイの東北部)からバンコクへ出稼ぎに出て5年が経った。
ヒモの日本人男性ピンを連れ回し贅沢な生活を送る一方で、故郷の家族に仕送りをしていた。
ある晩、ラックはかつての恋人である元自衛隊員オザワと5年ぶりに再会する。
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(公式ホームページより)
ラックとオザワはそれぞれの思いを胸に秘めながらバンコクを離れ、ラオスとの国境にあるラックの故郷へ向かう。
第69回ロカルノ国際映画祭で、10代の若者が選ぶ「若手審査員・最優秀作品賞」を受賞しています。
風俗嬢の多くは、イサーン(東北部)地方出身者が多いのだけれど、自然豊かな故郷から体を売りに都会に出ていく女性たちが、いまもなおいる現実。
そして、その需要を支えているのが日本のビジネスマンという構図。
下品で気持ち悪い日本人のおじさんたちの姿が滑稽です。
また、戦争が残した傷跡やDVといった様々なテーマが交錯し、意味深い作品に仕上がっています。
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最後に

風俗嬢も接客をする客に対して好き嫌いは多少あり、特別扱いされたと勘違いしている日本人男性も少なからずいるはずです。
またタイでは、抗生物質の効かない性病も蔓延しているそうです。
この映画はまさにタイの表の顔と裏側がみえる内容で、タイに行ったことがない人にも是非おすすめです。

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