日本ではアメリカやハワイから上陸した高カロリーなフードが話題をよんでいますが、今アメリカでホットなのは「グルテンフリー」 です。
「グルテンフリー」は現在世界中で注目されている、「グルテン」を摂取しない美容ダイエット法です。
あのミランダ・カーやジェシカ・アルバが実施していることでも有名。
アメリカの食料品店では、「グルテンフリー」 の文字が書かれているものが増えてきているそうです。
グルテンフリー食材が注目された一番の原因は、アメリカで蔓延するグルテンが原因で発祥する病気「セリアック病」の予防のため。
セリアック病とはパンを食べ過ぎると栄養が取れなくなる病気です。
自己免疫疾患の一つで、発祥するとグルテンに対するアレルギー反応で小腸の内壁が炎症を起こし、栄養を吸収出来なくなってしまうのです。
１、グルテンとは？
小麦、大麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種です。
胚乳内の貯蔵タンパク質であるグリアジンとグルテニンを、水分の介在下で反応させると結びついてグルテンとなる。
弾性を示すため、グルテン前駆体の2種のタンパク質を含む小麦粉を水でこねるとグルテンが生成され生地に粘りがでる。
２、グルテンが含まれている食品
パン、ホットケーキ、パスタ、ピザ、シリアル、ケーキ、クッキーなど。
アメリカの食卓には欠かせない食品に多く含まれています。
パンは砂糖やバターがたくさん使われ、菓子パンなどは一つで高カロリーなものもあります。
また、麺類は食べやすく短時間に多く食べることができるので、食べ過ぎになりやすいという指摘があります。
３、病気の要因
小麦にはアミロペクチンが含まれ、血糖値を急上昇させる作用があります。
小麦を食べると血糖値が急上昇し、それを下げるためのインスリンが過剰に分泌されると脂肪を溜め込み、結果として太りやすい体質になります。
また、女性には大敵なシミやシワが増え、肌の老化を早めてしまうのです。
上記のセリアック病の他にも、グルテンを取り過ぎると「グルテン過敏症」という軽めの症状を引き起こす例もあります。
パン食のアメリカでは、セリアック病を引き起こす人が増え、治療食としてグルテンフリー食材が話題となったのです。
４、アレルギー反応
グルテンに過剰に反応してしまうアレルギー体質の人がグルテンを摂取すると、小腸が過敏に反応して消化不良を起こし、吐き気や痛み、湿疹などの症状が表れます。
５、グルテンフリーを意識しているお店
アメリカの”サブウェイ”では、一部の店舗でグルテンフリーのオプションを開始しているそうです。
また有名ピザチェーン”ピザハット”でもグルテンフリーの粉を使ったピザ生地で、野菜中心のメニューがあるそうです。
最後に
世界中で新たなダイエット法としても注目され、アメリカでは「グルテンフリー食材」が多く店頭に並んでいます。
アメリカで多く摂取されるパンですが、その多くには砂糖、マーガリン、ショートニングといったトランス脂肪酸が多用されています。
それらを意識的に避けるだけで余計なカロリーを省くとともに、健康的な栄養バランスも保てるようになるのです。