エジプトにある遺跡は、おそらく皆さんが想像しているより遥かに巨大で歴史的にも古く、その神話もミステリアスでとても興味深いものです。
全ての壁には文字や絵が掘られ、当時の様子が記してありま、その中に潜水艦、飛行機、宇宙船のような乗り物も掘られ記録されてるそうです。
残念ながら今回の旅では写真に残すことができませんでしたが、私は不思議な戦車のような乗り物の絵を見て、鳥肌がたった瞬間がありました。
またあの巨大なピラミッドは一つのブロックは大人の人間の背丈を優に越えていてるという事実。
それがどうやったらあんなに高く、そして正確に積み上げられたのか。
実はこの石もレーザーでカットされているという内容が本に載っていました。
エジプトはとても謎めいていて、解決することない神秘の国といえます。
■世界中でスフィンクスと同じような石像が存在する
ギリシャ神話に始まり、イラク、インド、中国、日本の沖縄でよく見かけるシーサー、神社のこま犬。
全て顔は人間、胴体は獅子という不思議な神聖な存在、あるいは怪物。
■スフィンクス建設
古王国時代(450年前)
全長73m、幅19m、高さ20m
■二つの神殿
向かって左が河岸神殿(死の神殿)
右がスフィンクス神殿(生の神殿)
かつてスフィンクスの前は海になっており、船で遺体を河岸神殿のある港まで運び入れていた。
そして死の神殿で包帯が巻かれミイラとなり、隣の生の神殿で再生・復活すると信じられていた。
■当時のスフィンクス
新王国時代には赤やブルーの色が塗られていたという。
以前はスフィンクスには長い髭がついていて、髭の意味は神ということ。
■スフィンクスの意味
スフィンクスの意味は時代によって異なることが判明。
神的存在であったり、願いを叶えてくれる存在であったり、19世紀頃は宝探しの目的になってしまったという。
■夢の碑文
トトメス三世はスフィンクスの脇で寝ていた時、不思議な夢をみました。それは砂に埋まっているスフィンクスを掘り起こせば、お前を王にしてやろうと言われたそうです。
そしてそこに埋まっていたスフィンクスを本当に発見し、トトメスは王になったという夢の碑文が残っています。
■最後に
今エジプトでは政治が不安定で、しばらく落ち着くまで観光には行けなそうですね。
私は一年前の6月、暴動がおさまった時にエジプトを訪れましたが、カイロから南のアブ・シンベル神殿に向かう道中は、前後に警察の護衛と、車内にもライフルを持った警備の人が乗り合わせていました。