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国の発展が格差を生む!最近のバンコクっ子のお金の使い方とは

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国の発展、格差、最近、バンコクっ子、お金の使い方
2016年のタイの格差は、ロシア、インドに次ぎ世界3位に登りつめています。
2015年は世界ランキング11位だったのが急上昇しています。(Oxfamより)

タイの場合1%の裕福な人が、国内の58%もの富を所有しているのだとか。

タイ人のお金持ちは桁外れな生活を送っているのと聞いたことがあります。
実際筆者が住んでいるコンドミニアムでも、平日の真昼間でも高級車がコンドーを出たり入ったりしていて、一体なんの仕事をしている人たちなんだろうと不思議に思います。
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相続税や固定資産税のないタイの税制が、お金を蓄えさせていると言えます。
何と言っても外資を誘致することでここまで成長したタイという国はなかなかのやり手。
日本からタイに進出するにもタイのグループ会社(財閥)と手を組むのは当たり前になっています。
それによってタイという経済が回っているのだと思います。
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一方でタイ人全体の10%(約700万人)がまだ貧困層と言われ、国が発展すればするほど貧富の差が生まれるのです。
最近メーホーソンに住む首なが族(カレン族)の人たちがバンコクの有名な水上マーケット・ダムヌン サドゥアックに移り住んできているという噂を耳にしました。
メーホーソンの村まで観光で足を運ぶ人が減ってきており、観光客を取り込む為になんとカレン族の村をバンコクにつくって、有名なカレン族の人を呼び寄せたのです。
伝統ある山岳民族の人たちを見世物のようなことをして、本来の文化や伝統が外国人に伝わるのか、私はお金の為としか理解できませんが。

一般のタイ人の生活

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米調査会社のニールセンは、平均給料2万バーツで15歳以上の一般タイ人900人を対象とした統計結果を発表しました。
バンコクの地下鉄利用者は35万人/1日で、ほとんどの人がアパートに住み、休日に日本食レストランに行くことがステータスのようです。
■よく使う駅
1位 スクンビット駅
2位 ラマ9駅
3位 ペチャブリ駅
4位 シーロム駅
5位 ホイクワン駅
■人気のショッピングモール
1位 セントラルラップラオ
2位 セントラルラマ9
3位 サイアムパラゴン
4位 ターミナル21
5位 セントラル・ワールド
6位 ハイパーマーケット(BIG C/テスコ・ロータス)
■給料の主な用途
1位 生活費
2位 観光
3位 ショッピング
4位 貯金
5位 投資
6位 その他
■タイ人の趣味
1位 映画鑑賞
2位 飲食
3位 スポーツ
4位 ウィンドーショッピング
5位 観光
6位 ショッピング
■ショピングの内容
1位 ファッション
2位 本
3位 靴・バッグ
4位 化粧品
5位 家電機器
6位 スポーツ用品
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タイの平均世帯収入は一ヶ月あたり2万7,545バーツ(約9万円)で、2006年からの約9年間で54.86%増加しているそうです。(2015年度、タイ統計庁より)
また、借金が49%の世帯で平均16万3,276バーツ(約55万円)ということもわかりました。
それでも、58%の人が最低1ヶ月に1回以上洋服を買います。
2014年タイ人の洋服購入総額は2,763,000,000バーツに登っています。
また高額商品は何でもローンを組んで購入します。
車のローン、家のローンはもちろんのことiPhoneもローンで購入していると聞きました。
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タイ人は楽観的で、将来のことを考えず、とにかく今が楽しければ良いという考えの人が多く、将来のために貯金しようなんていう人はあまりいません。
ほとんどの人は給料の10%しか貯金していないようです。
とにかく親戚や職場などの横のつながりが強く、万が一破綻しても誰かに頼る気持ちでいるのであまりお金のことは心配しません。
貯金したとしても、その目的は何かあった時の為か、旅行に行く為に貯めるのだとか。

最後に

タイは物価が安いというのは今となっては昔の話。
今タイの平均所得はどんどん上昇していて、今度も上がると予想されています。
給料の用途については大半がローンの決済で、それ以外はファッションや旅行にお金を費やす傾向ということがわかりました。
発展が止まらないバンコク。
むしろ加速している感じで、今後タイ全体がどうなっていくのか注目です。

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