雲南省は屋台文化が残っており、台湾のように露天販売のクオリティは高いです。
価格はたったの１元から食べられ、様々な「B級グルメ」が町には溢れています。
雲南省の中で一番多かったのは「大理古城内」で、夕方に一番多く出展されます。
人だかりができているお店はアタリのお店で、大体美味しいです。
また「麗江古城内」には他の地域ではなかなか食べられない「B級グルメ」が多く、新発見の連続でした。
台湾風卵入りクレープ
「麗江古城」から外れた駐車場あたりにあった、台湾式の屋台料理です。
薄いクレープ生地に辛いソースと卵を挟んでクルクル丸めて完成です。
生地がもちもち食感で、抜群に美味しいです。
若そうなお兄さんは片言の英語で伝えようと一生懸命だったのが印象的です。
焼乳扇（焼きチーズ）
一見何なのかわからずに購入して食べた一品。
ペラペラの皮状の物を炭火で炙りながらタレをつけて割り箸に巻き取ります。
フレッシュな牛乳の味と、油っぽい甘ダレがミスマッチでしたが、これは「大理」に行ったら是非食してみてほしい一品です。
ミルクパン
夕方になると「大理」のメインストリートに現れる、ちぎりパンの露天販売。
なんと3ブロックもはいって1元は破格。
しかも味は素朴なミルクパンで懐かしい感じがします。
おやき風の揚げパン
「麗江交通局」（麗江のバスターミナル）前で、ほとんどの人が買っていた、お母さんが焼く、おやきのようなパンは「B級グルメ」の中でも最も美味しかった一品。
それに合うのが癖がなく甘さ控えめな豆乳。
こちらはセルフで入れます。
黒糖入り揚げパン
雨の降る「大理古城」でとった朝食の一つ。
揚げたような食感のパンの中にはたっぷりの黒糖がジュワーとしみ出てきて、ブレックファストにぴったりの一品です。
麻辣焼餅（麻辣味のせんべい）
「麗江古城内」で見つけたインドのチャパティーに近い食べ物。
焼き方も筒状の焼き釜があり、側面にくっつけて焼く様はまさにインドと同じでした。
焼きたてを食べるとおせんべいのようにパリパリで、中に麻辣と高菜、ネギ、ごま油など香ばしい香りが口の中で広がります。
ピリ辛ポテト
これは雲南省全土で見かけた定番の「B級グルメ」で、ジャガイモのカットの仕方や、スパイスの調合は多少異なりますが、大体たっぷりの油で揚げカップにたっぷり入れてくれます。
個人的な感想を述べると、塩をまぶすくらいが一番美味しく食べれるのではと思いました。
稀豆（おかゆ）と油条（揚げパン）
「昆明国際空港」の3階で食べたおかゆと揚げパンのセットは、街のおかゆ屋よりダシが効いていて美味しかったことに驚き。
鶏粥
「麗江古城」のメインから四方街に行く道の右側にあるおかゆ屋専門店。
10元で種類は豊富ですが、水っぽく手を抜いていると一目でわかる最悪のおかゆでした。
また中国の朝ごはんスタイルは、出勤前に屋台で饅頭や豆乳を買って歩きながら食べるのが主流のようです。
中にはシンプルな饅頭や、蒸しパン、餅のようなものも売られていました。
訪れた4月半ばにはたくさんの果物が売られ、中でも苺、さくらんぼ、ブルーベリー、桑のみ、パイナップルなどが露天販売されていて、若者からお年寄りまで幅広い人に人気でした。
最後に
日本人なら雲南省を旅行して、まず食事は困ることはないと思います。
高級レストランから、中級レストラン、定食屋、様々な専門店、そして「B級グルメ屋台」とその日の気分によって選べるからです。
味も私たちが日頃食べている中華味の安定したものばかりで、特別刺激的なものはなかったです。
何より安くて美味しいものを少しずつ食べられるのが、雲南の「B級グルメ」の魅力の一つでもあります。