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現代の私立中学の3年生も苦労している!「ヒガシくんのタタカイ」群ようこ

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現代、私立中学3年生苦労、ヒガシくんのタタカイ、群ようこ
今日ご紹介する本は群ようこさんの「ヒガシくんのタタカイ」です。

群ようこさんが久々に書き下ろした家族小説「ヒガシくんのタタカイ」は読みやすく面白いです。

タイトル:ヒガシくんのタタカイ
著者:群ようこ
出版社:角川春樹事務所
出版日:2002年5月
購入価格:495円
ジャンル:文庫

群ようこ(むれ ようこ)

1954年12月5日生まれ。
日本の作家、随筆家。
日本大学藝術学部文芸学科卒業。
大学卒業後は広告代理店に半年勤務する。
著書に「午前零時の玄米パン」「れんげ荘」「衣もろもろ」「母のはなし」なども人気があります。
ペンネームの「群」は、目黒考二の使用していたペンネーム「群一郎」をのれん分けで譲り受けたもの。
(ウィキペディアより)

あらすじ

主人公の東ケイタくんは私立中学の3年生。
サッカーが大好きで、成績は中くらい。
特別目立たないが、女子生徒にはジャニーズ系と言われ、わりとモテるほう。
幼稚園からお受験して、エスカレーター式の私立校に入学したため、比較的のんびりとした生活を送っています。
現代、私立中学3年生苦労、ヒガシくんのタタカイ、群ようこ
しかし突然の両親の離婚、そして再婚、わがままなガールフレンドなど毎日悩みは尽きない。
ケイタくんをはじめとする東家の人々の日常生活における機微を、小学生から中学生までの間を鮮やかに描き出しています。
群れさんの作品の中では珍しい、今回の長篇家族小説。
いつもは女性目線のバサバサ斬る感じの爽快なエッセイなどが多かったので、この本はとても興味深かったです。
主人公のヒガシ君を中心に起こる家族や学校での出来事がこと細かく描かれていて、ストーリーが想像しやすかったところが、さすが群れさんだと思いました。
現代、私立中学3年生苦労、ヒガシくんのタタカイ、群ようこ

最後に

今ではごく普通に身の回りでもある両親の離婚や、再婚の話。
そして思春期真っ只中の恋愛事情など、読んでいて少年の気持ちが手に取るようにわかります。
ここに登場する彼女は本当にわがままで、同じ異性でも呆れる程。
エンディングは完結とまではいきませんが、最後まで飽きずに読める一冊です。

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