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奥田ワールド全開の「ナオミとカナコ」犯罪サスペンス長篇ストーリー

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奥田ワールド、ナオミとカナコ、犯罪サスペンス、長篇ストーリー
今日ご紹介する本は、奥田英朗さんの「ナオミとカナコ」です。
復讐か、サバイバルか、自己実現か、前代未聞の殺人劇。
タイトル :ナオミとカナコ
著者 :奥田英朗
出版社 :幻冬舎
出版日 :2014年11月11日
価格 :770円
ジャンル :サスペンス

奥田英朗(おくだ ひでお)

1959年、岐阜県生まれ。
プランナー、コピーライターなどを経て作家活動に入る。
2002 年「邪魔」で大藪春彦賞、04年「空中ブランコ」で直木賞、07年「家日和」で柴田錬三郎賞、09年「オリンピックの身代金」で吉川英治文学賞を受賞。
(ウィキペディアより)

あらすじ

奥田ワールド、ナオミとカナコ、犯罪サスペンス、長篇ストーリー
望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美。
夫のDVに耐える専業主婦の加奈子。
2人は古くからの親友であって共犯者。
30歳を目前にして、受け入れがたい現実に追いつめられた2人が下した究極の選択とは。
「いっそ、二人で殺そうか。あんたの旦那」復讐か、サバイバルか、自己実現か。

前代未聞の殺人劇が、今、動き始めます。

すべては、泥沼の日常を抜け出して、人生を取り戻すために。
「わたしたちは、絶対に捕まらない」と祈りにも似た決断に、やがて読者も2人の共犯者になる。
今回もエンターテインメント性が高く、密度の濃いストーリーに、読み終わった後の満足感が半端ないです。
大体の本は中盤くらいでラストが想像できてしまいますが、これは本当に最後の一行までどうなるのか目が離せませんでした。
奥田ワールド、ナオミとカナコ、犯罪サスペンス、長篇ストーリー
読みやすくてハラハラドキドキさせられるストーリーで、大罪を犯したのは主人公たちなのに、いつの間にか読んでいて彼女らに肩入れしたくなります。
また中国人の李社長のキャラクターがとてもよく、訳ありな中国人が集まる日本のチャイナタウンも面白いところなのかもと感じました。

最後に

奥田英朗さんの作品はユーモラスな描写などもあって好きです。
もともとは夫の好きな作家さんで、いつの間にか自分も虜になっていました。
他にも「ガール」や「我が家の問題」も面白かったです。

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