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五木寛之氏の時代を切り取ったエッセイ「みみずくの宙返り」は、作者の人柄が伺えるお勧めの一冊!

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五木寛之、時代を切り取った内容、みみずくの宙返り、作者の人柄がわかる、お勧めの一冊
五木寛之氏は個人的に大ファンで、どれも読みやすく様々な本を読みあさっています。
五木氏は1932年、福岡県生まれ。
1966年「さらばモスクワ愚連隊」で小説現代新人賞、1967年「蒼ざめた馬を見よ」で直木賞、1976年「青春の門・筑豊編」ほかで吉川英治文学賞を受賞しています。
現在は小説家、エッセイスト、評論家、作詞家、作曲家と幅広く活躍しています。
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1966年以降、第一線で活躍し続ける大物作家ですが、その華麗なる作家人生の一方で、各方面でユニークな位置を築いているのも事実です。

現在79歳目前の作家、五木氏のトレードマークともいえる豊かな白髪。
しかし五木氏は意外にもシャンプー嫌いで、もう何年も春夏秋冬に1度、つまり一年に4回しか頭を洗っていないそうで、それ以前は半年に1度だったんだとか。

またブラッシングをすることもなく、指でとかす程度とこだわりがあります。
そんな五木氏の日経新聞連載中、圧倒的好評を博したロングセラー「みみずくの散歩」に続く、人気エッセイみみずくシリーズの第二弾、「みみずくの宙返り」(幻冬舎文庫)をご紹介したいと思います。
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「眠れない夜のあとに」
「許せない歌」
「泡のような無為の日々」
「私の書きたい本」
「食べるということ」
「明治の戦争とその側面」など全十九編

どれも全く異なった時代と舞台で感じた五木氏のエッセイは、表現がストレートでとても読みやすく、共感できる部分が多いです。
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この本の舞台
・オーストリア
・ドイツ
・スペイン
・フランス
・中国
・日本
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「みみずくの宙返り」を読んでいると、もうその時代には戻れないけれど、ふと一人旅をしてみたくなるような感覚に陥ります。
ありのままの素顔が感じられるこの一冊は、五木氏が戦前から現在に至るまでの世の移り変わりをどのように感じているのかがわかります。
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最後に

五木氏の本はどれも読みやすいのが特徴で、時代を感じる内容でも不思議と同感できる部分が多いです。
それは五木氏がありのままの自分をさらけ出し、さらっと文章にしてしまうとことがイキで、読んでいてふっと心が軽くなります。
「みみずくの宙返り」は軽いエッセイに仕上がっており、若い人でも読み易い本だと思います。

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