タバコの喫煙は本人の健康を害するのはもちろんのこと、タバコを吸わない周りの人にもサマザマナ悪影響を及ぼします。
とくに小さい子どもは、タバコの煙によって大人とは異なる深刻な影響を受ける可能性があります。
すぐにあらわれる症状としては、目やのどの痛みなどがあります。
心拍数が増えたり、咳込んだり、手足の先が冷たくなったりするなどの影響があらわれる人もいます。
すぐに現れる影響
・目の痛み
・目がしみる
・喉の痛み
・咳
・手足の冷え
・心拍数の増加
また、長期的にも影響があります。
受動喫煙をしていると、心筋梗塞や狭心症で死亡する危険性が1.3～2.7倍にもなることが報告されています。
他にも受動喫煙により、脳卒中や喘息などのさまざまな病気を発症する危険性が高くなることが知られています。
長期的な受動喫煙による影響
・脳卒中
・喉頭がん
・肺がん
・気管支喘息
・心臓病
・動脈硬化
・高血圧
・糖尿病
・膀胱がん
・乳がん
・子宮頸がん
タバコの煙の影響が最も出やすいのが、鼻、耳、のどなど の空気の通り道にあたる部分です。
受動喫煙により子どもの 中耳炎、気管支炎、肺の感染症や肺機能の低下などがおこることが知られています。
さらに、妊婦さんやお腹の中の赤ちゃんにも影響があります。
妊婦中の人が受動喫煙にさらされると、流産や早産の危険性が高くなります。
また、新生児に関しては低体重化がおこる場合があるそうです。
妊婦、新生児はの影響
・流産
・早産
・乳幼児突然死症候群
・新生児の低体重化
・新生児の肥満
・新生児の糖尿病
また、脳の働きにもさまざまな影響があることが知られています。
家庭内などで受動喫煙をしている子どもは、言語能力が低かったり、注意力が散漫だったりする傾向があるようです。
子どもに与える影響
・中耳炎
・気管支喘息
・呼吸器感染症
・呼吸機能の低下
・小児がん
・身体発育の低下
・歯肉の着色
・言語能力の低下
・注意力散漫
そこで大切な子どもをタバコの煙から守りたいというママ達の声から、「受動喫煙防止シンボルマーク」ができました。
受動喫煙の心配が無い、安心して子育てができる社会にしていくことが目標です。
このシンボルマークはママ達の投票で選ばれました。
最後に
子どもはタバコの煙が有害であることがわからなかったり、親が喫煙者であったりするため、タバコの煙を自分の意思で避けることができません。
周りにいる大人が気をつけてあげなければならないのです。