今日ご紹介する本は、森 浩美さんの 「ほのかなひかり」です。
タイトル :ほのかなひかり
著者 :森 浩美
出版社 : 角川文庫
出版日 :2015年7月25日
Kindle価格 :404円
ジャンル :文庫
森 浩美(もり ひろみ)
日本の作詞家、小説家。男性。
作家・脚本家としても盛んに活動している。
高校2年生の時にワシントンからのホームステイを受け入れ、その後自らもロサンゼルスに一年留学している。
SMAPのデビュー曲「Can't Stop!! - LOVING-」などのジャニーズの作詞を数々担当しています。
作詞業の他、ミュージカル脚本の執筆や広告代理店の新人研修の講師など幅広く務めている。
ウィキペディア: 森浩美
内容紹介
夫を事故で亡くした私は、小学生の息子をひとりで育てながら、傷心の日々を送っていた。
夫を交通事故で亡くしてから迎えたクリスマスイブの夜、解約せずにいた夫の携帯電話からメールが送られてきてきた。
不倫を疑う妻。
若い部下の扱いに戸惑う中年部長。
仕事に行き詰まったキャリアウーマン。
どこにでもいる人々に起こった、8つのちいさな奇跡。
日常の些細な出来事を丁寧に掬い取った、心あたたまる家族小説集。
どれも印象的な内容で、平均的に面白かったです。
自分のまわりで起きているようなリアルなお話ばかりで、自分に当てはめてみたり、離れて暮らす家族の大切さを思い返すことができる素敵な作品です。
心の動きや心情、そう言ったのが繊細に描かれていてとても読みやすかったです。
男性なのに女性目線の心理がじつに見事で驚かされました。
森さんの他の作品も読んでみたくなりました。
あとがき
短編なので電車の移動中やちょっとカフェにはいって読むには丁度よい本です。
大切な人の温もりと優しさに包まれ、いつの間にか涙が出ていました。
読み終わった後は、心がじんわりと温かくなるような感覚を味わえるはずです。