今ビックブランドの中で巻き起こる、デザイナーの交代劇がファッション業界をにぎわせています。
今まで永く就任してきた大御所デザイナーが辞任し、新たに話題の若手デザイナーが注目を浴びている。
■アーティスティック・ディレクターの辞任
1997年から「ルイ・ヴィトン」のアーティスティック・ディレクターを勉めてきたマーク・ジェイコブスが、自身のブランド「マーク ジェイコブス」にフォーカスするために「ルイ・ヴィトン」を離れることがわかった。
またニューフェイスの若手デザイナーアレキサンダー・ワンが気になります。
老舗ブランド「バレンシアガ」に就任した20代の中国系米国人、アレキサンダー・ワンは今最もファッション業界を賑わす期待の星。
デザイナーの交代劇
・Stefano Pilati → Agnona
・Alerrander Facebinetti → Tod,s
・Gaia Trussardi → Trussaldi
■生産元の労働環境改善
バングラデシュの衣料品工場が入るビルで、死者が1千人を超える崩壊事故が発生。
バングラデシュを生産拠点とするファストファッションなどのブランドに、労働環境の改善を迫る署名活動が世界で広がった。
H&M、ベネトン、ZARA、ユニクロなど多くが改善に向けた協定に同意した。
また、H&Mやユニクロでリサイクルを目的とした古着回収箱を店頭に設置。
アフリカなどの発展途上国で、きちんとした雇用条件で技術育成を目指す工場を作るブランドも注目された。
■ファッションキーワード
ジェントルウーマン、ハンサムウーマンなど性がクロスする意味。
今シーズンのメンズコレクションでも、スカートを履いた男性モデルを目にする。
性への隔たりがない社会とはつまり男女平等、同性愛者を認めるなど社会的メッセージも込められているような気がします。
中でもクロスジェンダーを強く打ち出したのは、「ドリスヴァンノッテン」、「フィリップリム」など。
クロスジェンダーアイテム
・ライダース
・スニーカー
・ゆったりニット
・ジャンプスーツなど
最後に
今年はビッグブランドを永く手がけてきた、超大物デザイナーの時代が終わってしまったような気がします。
時代はファッションと共に変化し、新鋭のデザイナーに引き継がれていく。
今年はミニマムだけれど、ファッションの一部にインパクトあるアクセサリーをおいたり、シンプルだけどどこかエレガントなスタイルが多く見受けられる。