以前一度紹介しましたが、現代のファッション動向は使い捨てのように服のサイクルが早いため、リユースというシステムを知らない人にもシェアしていきたいと思います。
私たちは普段モノに依存し、そしてすぐに飽きます。
モノで溢れているこの世の中で、それを抑えるのは難しいですが、寄付して有効活用したほうが、モノを捨てるという罪悪感と、それを必要とする人のためにもなります。
UNIQLO/ユニクロ
世界を良い方向に変えていく、私たちファーストリテイリングは、「衣服のありかた」を変えることで世界中の人々の生活を豊かにしていきます。
ユニクロの服を長く着てもらえる「本当によい服」を生産し、販売するだけでなく、 不必要になった商品を預かり、リユース・リサイクルする活動をCSR(企業の社会的責任)活動の一環として、全商品リサイクル活動を行っています。
ユニクロの責務は、服の価値を最後まで最大限に活かすことが重要だと考えています。
ユニクロの全商品リサイクル活動は、2001年に始まった「ユニクロのフリースリサイクル活動」がきっかけで広まりました。
回収ボックスがユニクロ、ジーユー店内に設置されてており、各支店まで持参して直接入れるだけです。
ボックスが見つからない場合は、直接スタッフに訪ねれば、快く引き取ってくれます。
活動実績(2014年3月末までのデーター)
■10の国や地域で回収した点数
2,915万点
■46の国や地域に寄贈した点数
1,129万点
■回収店舗
回収国内のユニクロ・ジーユー全店舗
■寄贈対象
難民や避難民、災害被災者、妊産婦や母子への支援など
■ユニクロホームページ
http://www.uniqlo.com/jp/csr/recycle/
H&M/エイチアンドエム
私たちの衣服も現地ではファッションではなく命を守るものとして必要とされています。
また、不用衣料品がリユースされることで環境負荷を軽減することにもつながります。
H&Mの各店舗にて、H&Mの商品以外のものでも、衣料品を袋に入れてそのまま引き取ってくれます。
1袋につき、3,000円以上のお買い物で500円引きになるクーポンがももらえます。
袋の中身はスタッフが簡単にチェックします。
H&Mホームページhttp://www.hm.com/jp/longlivefashion
GAP/ギャップ
アメリカを拠点とするカジュアルブランドGAP。
不要デニムを回収する新たな取り組み「Denim Recycling Project(デニム リサイクリング プロジェクト)」が過去に行われています。
不要デニムと20%割引クーポンを引き換えてもらえるリサイクルプロジェクトで、残念ながら最近は行ってないようです。
「Gap」ブランド以外のデニムも受け付けてくれ、デニム1本ごとにクーポン1枚で、持ち込める本数に制限はありません。
アパレルメーカーが受け付ける回収プロジェクトの場合、対象が自社商品だけだったり、期間を限るといった条件つきでしたが、最近は制限が少なくなってきています。
また様々なアパレルメーカーがこのような活動に本格的に力をいれており、今後日本では当たりまえの光景になりそうです。
最後に
以上のアパレルブランドは若者から年配の方にも支持されており、このような活動をしていることをご存知の人も多いと思います。
もう大掃除の時期は過ぎてしまいましたが、いつまでもタンスの奥にしまわれた洋服や、ゴミに出そうと思ってモノがあれば、是非このリユース・リサイクルを活用してみたらいかがでしょうか。