スウェーデン発のファストファッションブランドH&M(エイチ・アンド・エム)。
数年前の建物崩壊事故の後はもっぱらリサイクルや環境問題に力を入れ、現在は「循環型ファッションブランド」とも言われています。
H&Mはリサイクルのハードルを低くして、今その大切さを訴えかけているのです。
「古着回収」、「グローバル・チェンジ・アワード」などを世界規模で実施し、よく耳にするようになりましたが、
H&Mも、サステイナブルなファッションの未来を目指し、新たな取り組みを試みようとしています。
ショッピングバッグの紙製化
2018年12月5日(水)より、現行のプラスチック製のショッピングバッグを、紙製化、有料化することを決定。
目的は、プラスチックおよびショッピングバッグの全体的な使用量を減らすことにより、廃棄物を削減し、海洋環境への負荷を減らすことですです。
これからはH&Mでお買い物する際は、マイバッグをご持参することをおすすめします。
日本ではアクセサリー用の最小サイズを除くすべてのサイズを1枚20円で販売。
また有料化による余剰金(紙製バッグの製造コストを除いた分)はすべてWWFジャパンへ寄付されます。
配車サービスLyftで衣類回収
他にもコットンとポリエステルの混紡素材のリサイクル技術の開発や、世界規模の古着回収サービスの実施しています。
この程、オンデマンド型配車サービスLyft(リフト)とH&Mは、不要な衣類をH&Mの衣類回収プログラムに寄付したいLyftユーザーを対象に、店舗までの無料乗車サービスを実施しました。
2019年1月22日~27日の期間限定で、タクシー配車サービスLyftと連携して、ニューヨークで古着回収を行他のです。
これは、H&Mの店舗までの乗車なら10ドル(約1100円)のクーポンが発行され、要らない洋服を持って行ったら15%OFFの割引券がもらえるという内容。
実際どれくらいの古着回収が行われたのかが気になります。
あとがき
ここ最近の廃棄物ゼロを目指すH&Mの取り組みは目を引きます。
ついには街を走るタクシーまでも巻き込んで、環境問題と向き合おうとしています。
過去から学び時代とともに変化するH&Mに今後も動向が気になります。