欧米でよく見かける「Delicatessen」（デリカテッセン）は、省略され”デリ”や”デリカ”と呼ばれ、日本ではデパ地下のグラム売りのお惣菜コーナーがそれに近いです。
語源はドイツの”美味しいもの”を意味する「Delikatesse」（デリカテッセ）からきており、サンドイッチや持ち帰り用のお惣菜を売る飲食店のことをいいます。
デリカテッセンで扱われる食品はハム、ソーセージ、チーズ、オリーブ、サラダ、サンドイッチなどの軽食を量り売りするスタイルが主流です。
米国では19世紀にヨーロッパからの移民によってデリカテッセンが浸透しました。
最近米国にある独立したデリでは、ソフトドリンクやアルコールを一緒に販売しており、コンビニのような役割も果たしています。
高級なデリに行くと、高級食材のキャビア、パテ、フォアグラなどのグルメと一緒にワインも販売しています。
またキッチンツールやトートバック、オリジナルキャラクターのぬいぐるみなども販売されています。
Katz's Delicatessen（カッツ・デリカテッセン）
ニューヨークのマンハッタンにある東欧ユダヤ系移民によってもたらされた歴史あるデリカテッセン。
人気メニューのパストラミ・サンドイッチはニューヨークを代表する名物料理。
Carnegie Delicatessen（カーネギー・デリカテッセン）
1937年創業のニューヨークにある、ユダヤ料理を売るデリカテッセン。
DEAN & DELUCA（ディーン＆デルーカ）
ニューヨーク州に本拠を置く食料品チェーン店で、ソーホー地区で、歴史教師をしていたジョルジオ・デルーカの開いた小さなチーズショップが始まり。
現在は世界各国にある知名度が一番高いデリカテッセンです。
SOHOLM CAFE（スーホルムカフェ）
インテリアショップACTUS（アクタス）がプロデュースする、デザイン家具に囲まれた本格カフェです。
デリの他にエコバッグなどのグッズも充実しています。
FAUCHON（フォション）
1886年創業のパリ発の「フォション」は世界のVIPを魅了する食のセレクトショップ。
パリ マドレーヌ広場で美味追求の姿勢を守る世界の美食トップブランドです。
Fortnum & Mason（フォートナム＆メイソン）
イギリス・ロンドンを拠点とする老舗百貨店。
フォートナム&メイソンは質の高い商品を販売することで知られ、国際的にもその認知度は高い。過去150年以上にわたってイギリス王室から王室御用達の店舗として認定されいてます。
HARRODS（ハロッズ）
ロンドン中心部のナイツブリッジ地区ブロンプトン・ロードに面するイギリス最大の老舗高級百貨店。
紅茶やトートバッグ、イヤーベアが人気の商品です。
dayle’ s ford（デイルズフォード）
英国のスタイルを引き継ぎ、“リアル・フード（本物の食材）”にこだわり、トップクラスのレストラン、カフェ、デリカテッセン、ベーカリー、グローサリーなど、さまざまなオーガニック食品を販売しています。
cuoca（クオカ）
最近自宅でカフェご飯・お菓子・パンを手作りする人が増えており、このような良質の材料と道具をメインとした専門店です。
またレシピ本や、「クオカ」オリジナル商品も人気があります。
TULLY’S（タリーズ）
タリーズコーヒーは、アメリカ合衆国、ワシントン州シアトルを本拠とするコーヒーのチェーン店。
コーヒー豆の他にも、パスタ＆デリカ、スイーツ、サンドウィッチなども取り揃えています。
最後に
日本で一番よく目にするお店は「タリーズ」と「ディーン＆デルーカ」で、日本生まれの「クオカ」はこれから注目を浴びそうなショップです。
デリスタイルは日本では衛生面が厳しいためあまり見かけませんが、海外では昔からこのようなスタイルが定着しています。
またオリジナルのトートバックは日本でも数年前に大ヒットし、最近はフランスの「フォション」やイギリスの「ハロッズ」がじわじわときています。
