今年のバレンタインの傾向は高級ブランドのタブレットチョコレート(板チョコ)を友チョコに買う人が多いようです。
年々インポートのチョコレートブランドの割合が多くなってきており、今年はその中でもオーガニックで、フェアトレードの上質なタブレットタイプが人気をよんでいます。
■高級タブレットチョコレート
VALRHONA/ヴァローナ(フランス)
フランス、ローヌ地方の一人の菓子職人が創業した、世界のトップ・パティシエたちに愛されるチョコレートです。
保存が容易な「グリニョタージュ」や、様々な風味や食感を閉じ込めたタブレットタイプの「タブレット・グルマンド」が有名です。
Mast Brothers/マストブラザーズ(ブルックリン)
ニューヨーク・ブルックリン発祥で、マスト兄弟が手がけるチョコレートブランドです。
何と言ってもそのパッケージデザインがお洒落で、包装紙はイタリアのRossi社がデザインしています。
CAFE TASSE/カフェタッセ(ベルギー)
カフェタッセはフランス語で”コーヒーカップ”の意味。
フランスやベルギーのカフェではコーヒーを注文すると、カフェタッセのチョコレートが添えられて出てきます。
カカオ含有量が多く、濃くのあるシンプルなタブレットチョコレートが通名です。
CACAO SAMPAKA/カカオサンパカ(スペイン)
本店をスペインバルセロナに置く、スペイン王室御用達チョコレートショップです。
かつて王しか食べることのできなかった伝説のカカオ「レアルクリオロ種カカオ」を使ったのが「XOCONUSCO( ショコヌスコ)」チョコレート。
すべて熟練した職人の手により一つ一つハンドメイドで作られた「ボンボンチョコレート」と1枚約50gの薄い板状チョコレート「ラジョラス」が有名です。
BONNAT/ボナ(フランス)
ボナは、アルプス山脈の麓にあるヴォアロンという小さな街で創業。
シングルオリジンビーン(単一品種カカオ原料)によるタブレットが有名となりました。
砂糖の代わりにマルチトールを用いたチョコレートタブレットや、お料理向きのチョコレート「チョコレート・ア・キュイレ」など、ちょっと変わったチョコレートタブレットが最近新しく出ています。
Slow Water Cafe/スローウォーターカフェ(エクアドル)
乳化剤不使用のため秋冬限定の、ほんもののスローフード。
アリバ種という香りの高いオーガニックカカオを利用しています。
カカオの栽培から、発酵、乾燥、焙煎、成型、パッケージングまでの全ての工程をエクアドル国内で行っています。
「サリナス村の手びねりチョコレート」や、ビター、キヌア、ナッツ、カカオニブ、ミルク、ソルト岩塩、ホットのフレーバーチョコレートタブレットが人気です。
Marou/マルゥ(ベトナム)
日系フランス人のサミュエルと、フランス出身のヴィンセントがたまたたま訪れたベトナムのサイゴン(ホーチミン)で始めたチョコレートブランド。
マルゥのチョコレートは乳化剤などの添加物はもちろん、バニラすら使わず、カカオ豆とサトウキビからとれる砂糖だけを使用しています。
オリエンタルさがミックスされたタブレットチョコレートは、今世界中で注目されています。
Zotter/ゾッター(オーストラリア)
最高品質のフェアトレードカカオと粗糖・黒糖のみを使用し、アルプス産のミルク、さまざまなナッツやフルーツ、そして各種スパイスや果実酒など世界各地から取り寄せた多彩なオーガニック食材を組み合わせた「ハンドスクープバー」が有名です。
その中でも「マール・ド・シャンパーニュ」は、乳製品の代わりに豆乳を使用し、ベジタリアンやビーガンの方も安心して口にできる商品です。
また可愛らしいパッケージの一口チョコレート「ナシスコレクション」も有名なチョコレートです。
People Tree/ピープルツリー(日本)
フェアトレードのチョコレートが、手編みのポーチにはいった可愛らしいチョコレートギフト。
一番人気の50gの板チョコは全10種類(各324円)で、パッケージデザインがそれぞれ特徴的です。
ホームページ:http://www.peopletree.co.jp/choco/index.html
最後に
徐々に日本も男性へ告白する為にチョコレートを買うのではなく、自分へのご褒美や、友人への友チョコを買うように移行してきているようです。
なので今年は特にオーガニックやフェアトレードで、品質やナチュラル系のお洒落なパッケージのタブレットチョコレートに人気が集まっています。
特にフェアトレードチョコレートは買う側も、送られる側も、そして作る側にも平等に幸せが得られ、社会貢献にも繋がるのでお勧めです。