麗江(れいこう)は中国雲南省の中でも特に有名な観光地で、大自然に囲まれ少数民族が住み、3つの世界遺産を持つ街です。
麗江古城は水路と石畳で整備され、瓦屋根の伝統的な建物が立ち並ぶ美しい街で、他にはない独特の雰囲気があります。
雲南省北西部の横断山脈と、雲南中部高原の間の標高2400mの周囲を丘に囲まれた高原に位置しており、大理からは車で約4時間で行ける観光地です。
空路を利用する場合は北京などを経由して、昆明空港や麗江空港、シャングリラ空港もあるので国内線を使うと便利です。
日本からのツアーは、麗江観光に虎跳峡、香格里拉観光に梅里雪山などを組み合わせたツアーが出ています。
古城内にはたくさんの漢民族の団体旅行者で溢れています。
中国は英語があまり通じないため、西洋人の観光客はほんのわずかです。
雲南三江伴流の少数民族
・チベット族
・リス族
・ヌー族
・ナシ族
・ペー族
・プミ族
・イ族など
有名な観光スポット
万古楼
入場料:80元
建物の高さ:33メートル
街の北西部にある五層の建物はどこからでも見える、古城のシンボルになっています。
梅里雪山
標高約6750メートルの雪山で、雲南の最高峰です。
チベット族自治州にある香格里拉(シャングリラ)の北の徳欽にあり、チベット仏教の聖地のひとつとして崇められている場所です。
金沙江の大峡谷
麗江から車で約1時間の場所にある通称「虎跳峡」。
全長約18キロメートルの峡谷で、「上虎跳」「中虎跳」「下虎跳」の3つのエリアに分かれています。
川幅が30メートル以上あり、虎が川を飛び越えたという言い伝えから「虎跳」の名で呼ばれるようになりました。
老君山
老君(ろうくん)山は、麗江にある「老君山・九十九龍潭風景区」のこと。
標高3800メートル以上の山々には国の天然記念物である金糸猴(きんしこう)が、広大な原生林には稀少な動植物が生息しています。
▪️トンパ(東巴)文字
少数民族のナシ族に伝わる世界で唯一の「生きた象形文字」。
世界の文字の中でも唯一色によって意味を変える文字。
現在はトンパ文字をかける人も少なくなっているんだとか。
▪️大石橋
明の時代、麗江の土司木氏により石畳で造られたアーチ橋。
長さ10m、幅4m、水面に玉龍雪山の影が映ることから「映雪橋」とも言われているそうです。
▪️百歳橋
こちらも多くの人の写真スポットになっており、脇には石碑があります。
麗江の旧市街の建築物はほとんどが木造で、少数民族によって書かれた麗江壁画が残っています。
丘の上からは万年雪を抱いた玉龍雪山がとても美しく、日が落ちる時間帯は特にきれいに見ることができます。
最後に
街の歩き方は、とにかくひたすら迷路を行くように、自分の足で歩いてみることだと思います。
旧市街を端から端まで歩くのはかなりキツイですが、一本裏通りに入った方が静かで昔のままの瓦屋根の建造物に出会えます。
新市街と旧市街に分かれて、新市街は昆明と変わらないような、きれいな都市になっています。