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心温まる、美味しい小説「東京すみっこごはん」成田名璃子

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心温まる、美味しい、小説、東京すみっこごはん、成田名璃子
今日ご紹介する本は、成田名璃子さんの「東京すみっこごはん」です。

美味しい家庭料理と人々の温かな交流が心をときほぐす連作小説。

タイトル :東京すみっこごはん
著者 :成田名璃子
出版社 :光文社文庫
出版日 :2015年8月6日
価格 :670円
ジャンル :文庫

成田名璃子(なりた なりこ)

1975年生まれ。
日本の小説家、ライトノベル作家。
2011年に第18回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞し、作家デビュー。
「東京すみっこごはん 雷親父とオムライス」「幸せの青い贈り物」「不動産男子のワケあり物件」なども出筆。

あらすじ

商店街の脇道に佇む古ぼけた一軒屋「すみっこごはん」。
ここでのルールは、他人同士が集まってお金を出しあい、くじ引きで負けた人がその日の調理当番。
あらかじめレシピノートに用意されたレシピの中から好きなものを選んで料理をしてみんなで頂く。
年齢も職業も異なる人々が集い、手作りの料理を共に食べる“共同台所”。
心温まる、美味しい、小説、東京すみっこごはん、成田名璃子
イジメに悩む女子高生。
婚活に励むOL。
人生を見失ったタイ人。
妻への秘密を抱えたアラ還。
ワケありの人々が巻き起こすドラマを通して明らかになる“すみっこごはん”の秘密とは。
登場人物は実に個性的で物語の結末に向かい、それぞれがいい味を出しています。
食べ物の描写がてい丁寧で、料理の小技も載っているので、読んでいて勉強にもなります。
美味しい食べ物を本に描くと、どうしてもストーリがボンヤリしがちですが、この1冊はストーリーもしっかりしていてとても面白いです。
最後の最後まで、ワクワクどきどきしながら楽しめます。
心温まる、美味しい、小説、東京すみっこごはん、成田名璃子

最後に

とにかくおもしろくて読みやすいので一気に読んでしまいました。
とても簡単なストーリーですが、読み手を引き込むように書かれ、腕の良さはさずがだなと感じました。
ほんわか幸せになれる、すてきな一冊です。

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