成田空港は正規のエアラインを羽田に移行し、低コスト航空会社（LCC）に力を入れています。
先日バンコクのドンムアン空港から、成田空港発着のLCC「エアアジアX」を利用しましたが、成田に降り立つと早速できたばかりの「第3ターミナル」が完成していました。
低コスとで近距離のアジアをサクッと旅行に行く人や、逆にアジア圏のお客さんがここを利用するようになります。
道路の通行止め
成田国際空港は、第1旅客ターミナルの増築工事を行うため、2015年5月22日から6月23日まで、深夜早朝に交通規制が行われます。
空港内道路と空港外道路の木の根トンネルが通行止めになり、三里塚方面などへ迂回が必要になります。
通行止めになる日時と時間
5月22日から5月28日 0:30~4:30
5月28日から6月23日 11:30~5:30
LCC専用ターミナル
成田国際空港に延床面積6万6,000平方メートル、旅客取扱能力年間750万人、低コスト航空会社（LCC）専用としては国内最大規模のターミナルが誕生しました。
第3ターミナルに就航する飛行機
・バニラエア
・春秋航空日本
・ジェットスター・ジャパン
・ジェットスター航空
・チェジュ航空
国内線（12都市）
札幌、関空、広島、高山、松山、福岡、大分、佐賀、熊本、鹿児島、奄美大島、那覇
国際線（7都市）
台北、高雄、香港、ソウル、ケアンズ、ゴールドコースト、メルボルン
初年度の年間旅客数は約550万人を見込んでいるそうです。
第3ターミナル内には、バニラエアの「V store」や、春秋航空日本、ジェットスター・ジャパンがショップをつくり、オリジナル商品や飲食物を販売する予定です。
旅客サービス施設使用料
▪️第1・第2ターミナル国内線
大人440円 / 小人220円
▪️第3ターミナル国内線
大人380円 / 小人190円
▪️第3ターミナル供用国際線
大人1,020円 / 小人510円
アクセス方法
１、高速バス・タクシー
第3ターミナル専用乗降場から徒歩2～6分
▪️京成バス「東京シャトル」
東京駅方面へ向かう高速バス（片道900円～1,000円）
▪️平和交通「THEアクセス成田」
本数が早朝深夜にあり、安くて便利です。
２、鉄道・自家用車
第2ターミナルからはいり、徒歩約15分
３、循環無料シャトルバス（5～20分間隔で運行）
第1・2ターミナル間循環
第2・3ターミナル間と第1・2・3ターミナル間循環
※第2・3ターミナル間は4:30~23:00
ムク材のテーブルやイス、ソファを設置したデザインは「無印良品」のアドバイザリーボードを務めるプロダクトデザイナーの深澤直人氏が監修しています。
早朝深夜便があり、ラウンジを設けていないLCCに配慮し、待合スペースやフードコートエリアを充実させたつくりになっています。
フードコート
▪️席数：約450席
▪️営業時間：4:00~21:00(カフェ22:00)
▪️店舗
・宮武讃岐うどん(うどん)
・リンガーハット(ちゃんぽん)
・フレッシュネスバーガー
・洋丼屋ONE BOWL(洋食)
・ぼてぢゅう屋台(鉄板焼)
・TATSU SUSHI(寿司)
・カフェベネ
ショップ
・ローソン（24時間営業）
・Fa-So-La BOOKS(書籍・雑誌)
・HIPSHOP(ファッション・雑貨)
・GRAN SAC'S(旅行用品)
・Fa-So-La DRUGSTORE(薬)
・東京食賓館(お土産)など
最後に
低コスト航空会社（LCC）はこれまで遅延や、機体の不備が多く様々な問題を抱えていましたが、それでも成田空港におけるLCCのシェアは旅客便全体で、2012年度から2014年にかけて増加しています。
現在は中国及び、オーストラリア近郊のみですが、体制が整えばその他の海外からの乗り入れが確実に増えていきそうな気がします。
