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「環境汚染」と「受動喫煙」は子どもの健康に大きく関わる重大な問題

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環境汚染、受動喫煙、子どもの健康、重大な問題
環境汚染が原因で死亡する子どもは世界で毎年推定170万人に上ることが、3月6日発表の世界保健機関(WHO)の報告で明らかになった。

生後1カ月から5歳までの乳幼児のうち、4人に1人が環境汚染で命を奪われることになります。

■環境汚染にかかわる死因
・飲み水の汚染や不十分な衛生設備
・不衛生な生活習慣
・大気汚染や屋内の空気汚染など

環境汚染に関する子どもの害

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大気をよごす原因は、ものを動かしたり、もやしたりするときに出る二酸化炭素や、窒素など。
大気汚染が進むと病気になったり、動植物の成長も止まります。
一般的な死因の多くは、各地域で現在実用化されている対策によって防ぐことが可能だという。
たとえば下痢やマラリア、肺炎は、殺虫効果のある蚊帳や調理用燃料のクリーン化、安全な水の確保などで予防できます。
大気汚染によって呼吸器系の病気になってしまう子どもや、先天的障害、脳の発育不良になってしまう子どもが中国では見られているそうです。

「環境汚染は特に幼い子どもたちにとって、命にかかわる問題」
「子どもは臓器や免疫システムが発育途上にあり、体も気管もまだ小さいために、汚染された空気や水による影響を受けやすい」
とWHOのマーガレット・チャン事務局長は指摘しています。

受動喫煙に関する子どもの害

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子どもの受動喫煙による健康被害は、乳幼児突然死症候群(SIDS)などがあります。
のどの奥と中耳の間には「耳管」という管が通じていますから、のどに吸いこまれたタバコの煙は、耳管を通って中耳にも侵入するためです。
たばこの副流煙などの空気汚染にさらされた子どもたちは、子ども時代に肺炎を起こす危険性が高まるだけでなく、生涯を通じてぜんそくなどの慢性呼吸器疾患や心疾患、脳卒中、がんのリスクが増大します。
WHOによれば、世界の子どものぜんそくのうち44%は環境汚染が原因と推定される。
WHOはまた、電子ごみの増加にも懸念を示しています。
電子ごみが適切に処理されないと、子どもたちが有害物質にさらされ、脳の障害や肺疾患、がんなどの原因となる恐れがあるというのです。
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最後に

タバコの煙が身体に悪いということは、誰でも知っていることだと思います。
子どもが生まれて禁煙された方や、こどもに煙の届かない別の場所で喫煙するようになった方もいらっしゃるのではないかと思います。
環境問題もそうですが、子どもたちが病気になってからではもう手遅れなのです。

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