セントラルチットロムの東側に車が横付けできるところがあり、以前から気になっていたお店があります。
久しぶりに訪れてみると、入り口の反対側には「GODIVA(ゴディバ)」もオープンしていました。
一階のコスメショップが並ぶ脇にひっそりとあるのが、「Mandarin Oriental Bangkok(マンダリン・オリエンタル・バンコク)」のショップです。
「Mandarin Oriental Bangkok(マンダリン・オリエンタル・バンコク)」は、タイ・バンコクのバーンラック区にある最高級ホテル。
1876年、バンコクの中心を流れるチャオプラヤ川沿いに建って以来、多くの作家や王族、政治家などの著名人の定宿として愛されてきました。
世界レベルで見ても名門の名にふさわしいホテルに一度は泊まってみたいというもの。
とはいっても、なかなか手がとどきませんが。
ブランチやアフタヌーンティーならちょっと贅沢して利用できそうですよね。
セントラルチットロムにあるティーサロンは奥に広い造りで、藤家具で揃えられたインテリアと南国の植物たちがコロニアルな雰囲気を醸し出しています。
タイ流通大手のセントラルグループが経営する老舗のデパートの一角にあるので、いつもハイソなマダム達がお茶を楽しんでいます。
サロン入り口付近にベーカリーが並び、奥に進むとパティスリーコーナーが広がっています。
ガラスケースにはケーキや、マカロンなどの焼き菓子も用意されています。
南国ならではのマンゴーやパッションフルーツを使ったトロピカルなケーキが、一際目に止まります。
色とりどりで、リンゴやアーティスティックな形をしたゴージャスなケーキはどれも美味しそうです。
ケーキのラインナップは全部で10種類以上。
カウンターの上に価格表も置いてあります。
■Choco trio Cube(160バーツ)
表面は濃厚でべったりとしたチョコクリームに覆われ、所々ゴールドのまるい模様が描かれていて、相変わらずアート作品のようなケーキ。
トップの三角のチョレートはキャラメルミルクチョコでした。
中身は上からココアムース、チョコとナッツクリーム、真ん中にミルククリーム、そして一番下にしっとりとしたクリスプの4層になっています。
土台のクリスプはおせんべいのようなどこか懐かしい味がして面白い食感です。
見た目ビターな感じでしたが、どこを食べても甘く苦いコーヒーが欲しくなります。
■Pink Sphere(145バーツ)
まるでアート作品。
これは究極のフォトジェニックなケーキで、ネタになると思って購入してみました。
電子レンジでストロベリーソースを温めて、冷やしたケーキの上からかけて食べてくださいと説明を受けました。
遊び心があって、見た目も美しいファンタスティックなケーキですが、肝心なお味はイマイチ。
ホワイトチョコでできたドームの中は空洞で、気持ちばかりのストロベリームースとストロベリージャムが隠されています。
隠し味にビターチョコレートと、すりおろしたリンゴと洋酒を感じましたが、奥深さはなく感動する味ではなかったです。
■Choc Grands crus(135バーツ)
チョコレートをギュッと濃縮したキューブ型のケーキ。
中にはホワイトチョコのクリームが層になっています。
食感はふわふわと口の中で溶けてなくなる、ムース状のケーキです。
コンテンポラリーに飾られたチョコレートも手を抜いていません。
使われているのはミルクチョコと、ホワイトチョコでした。
ケーキは全てスイス人シェフが手がけるとあって味もしつこくなく、ビジュアル的にも凝っています。
■Apple Tatin(145バーツ)
アップルタルトといっても工夫を凝らした創作系のタルト。
マンダリンオリエンタルのロゴはキャラメル菓子でできています。
りんごはピーラーで薄くしたものをミルフィーユ状に重ねてその上にミルククリームがトッピングされています。
土台のタルトも塩とバターが効いた、ただ甘いだけじゃない計算されたタルトです。
これを同時に口に入れるとりんごの甘みとタルトの塩気とクリームのマイルドさが調和して、絶妙なハーモニーを醸し出します。
個人差はあるかもしれませんが、今まで食べたマンダリンのケーキの中で一番美味しいと感じた一品です。
お店はエンポリアム、サイアムパラゴン、ゲイソンプラザにもあるようです。
店舗概要
住所 :Ploenchit Road | 1st fl., Central Chidlom, Bangkok
TEL :+66 2 252 6863
営業時間 :10:00-22:00
定休日 :なし
ホームページ :https://www.facebook.com/MandarinOrientalShop/timeline(フェイスブック)
アクセス :BTSプロンポン駅(駅より直結)
最後に
各ショップではホテルと同じセットの英国式のアフタヌーンティーのほか、タイ式のアフターヌーンティが1050バーツ(約2940円)から楽しめます。
宿泊するのはちょっと仕切りが高いですが、バンコクだからこそできる贅沢なひと時を楽しんでみてはいかがでしょうか。