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日本でもじわじわと広がっている、一から始める田舎の共同生活 「エコビレッジ」について

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日本でもブーム、一から始める、田舎の共同生活、エコビレッジ

「eco village(エコビレッジ)」とは、持続可能性を目標としたまちづくりや社会づくりのコンセプト、またはそのコミュニティのことをいいます。

主に50人〜200人ぐらいの人たちが共同生活を営むスモールコミュニティで、持続可能性の追求など、持続可能な建築、水の循環利用などの取り組みなども行っています。
「eco village(エコビレッジ)」の多くは田舎にできていますが、中には都市部にできているものもあります。
日本でもブーム、一から始める、田舎の共同生活、エコビレッジ
(イメージ)
今日はその中でも規模が大きい「eco village(エコビレッジ)」をご紹介したいと思います。

クリスタルウォーターズ(オーストラリア)

パーマカルチャー発祥の地、オーストラリア。
このクリスタルウォーターズは、1988年に設立された世界初のエコビレッジです。
オーストラリア北部・クイーンズランド州に位置し、640エーカー(約850万坪)の敷地内に様々な国籍の人々が住民として生活しています。
日本でもブーム、一から始める、田舎の共同生活、エコビレッジ
(イメージ)
ビレッジ内の約14%が住宅エリアになっており、6%が協同組合所有の商業エリア・ビジター用のキャンプサイトなど、そして残りの80%が森林・ダムなどの共有地になっています。
パーマカルチャーを学びたい来訪者用の教育施設もあり、様々なコースが実施されています。
http://crystalwaters.org.au

フィンドホーン(スコットランド)

「フィンドホーン」は世界的に有名なエコビレッジ。
スコットランド・ハイランド州にあるこちらの村には、70ヶ国以上もの国々から毎年たくさんの短期・長期滞在者が訪れています。
フィンドホーンには滞在者を含めて約500人が暮らしており、年間を通して様々な体験プログラムが実施されています。
こちらのエコビレッジでは、スピリチュアリティというものが共同体の核になっているのが特徴的。
日本でもブーム、一から始める、田舎の共同生活、エコビレッジ
(イメージ)
持続可能な社会をつくるためには、人や自然に対する人間の意識が大きなカギになります。
フィンドホーンでは瞑想なども取り入れ、宗教を超えて人と人が心から繋がり、人と自然がより良い未来を築くヒントを学ぶためのワークショップも開催しています。
https://www.findhorn.org

イサカ(アメリカ)

エコビレッジイサカは、ニューヨーク州のほぼ真ん中、フィンガーレイク地方に位置し、美しい自然とアイビーリーグのコーネル大学、サステナビリティに強いイサカ大学の2つの大学がある街にあります。
176エーカー(71ヘクタール)の敷地には、2つのオーガニックファームに加えてこれから農業をはじめたい人のための教育の場、小さな森や泳げる池、自然の中を散歩するのにふさわしいトレイルがあります。

3つの居住区があり、全体で100世帯となる予定のビレッジです。
住民は0歳〜80歳代まで、約200人が住んでいます。
どんな持続可能性的活動を追及するか日々考えてます。
http://www.sustenalifeclub.com

パーマカルチャー・センター・ジャパン(PCCJ)

1996年に神奈川県藤野市に設立された「パーマカルチャー・センター・ジャパン(PCCJ)」は、日本国内で唯一“パーマカルチャーデザイナー”の資格を取得できる施設。
設立以来約20年間に渡り、日本のパーマカルチャーの中心的な役割を担っています。
PCCJが運営するエコビレッジの施設は、築100年以上の素敵な古民家。
敷地内にはガーデンや水田があり、教育を目的とした米づくりなどが行われています。
日本でもブーム、一から始める、田舎の共同生活、エコビレッジ
(イメージ)
講義が行われる古民家の母屋にはコンポストトイレや雨水タンクなども設置され、徹底して環境に配慮したエコなつくりです。
また、パーマカルチャーデザインの原則の一つである“小規模集約システム”を取り入れたガーデンでは、自給自足で暮らすためにはどのような設備や知恵が必要か、ということを実際に目で見て勉強できます。
www.pccj.net/

NPO法人 北海道エコビレッジ推進プロジェクト

北海道にある「NPO法人北海道エコビレッジ推進プロジェクト」。
札幌市に近い余市町にエコビレッジライフの体験塾を開き、パーマカルチャーについて学べる講座やワークショップなどを開催しています。
広い敷地内には果樹園や畑があり、農業をはじめ、建築・エネルギーなど幅広い分野を総合的に学ぶことができます。
自分で作物を育てたり、体験塾に集った人々と生活をともにします。
ecovillage.greenwebs.net/

最後に

“サスティナブルな生き方”というキーワード最近よく耳にしますよね。
要は昔の日本の生活を現代で体験でき、みんなと環境について考えていく施設です。
普段の生活ではできないような様々な体験を通して、エコビレッジライフの面白さを体感してみてはいかがでしょうか?

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