スリランカ人の男性は実はお酒好きですが、あまり公の場で大胆には飲みません。
こっそり買って、こっそり仲間と飲むのがスリランカ流。
まずお酒が買える場所は各街に一軒はある、柵越しの酒屋さんを探すことです。
町の人に聞けば教えてくれるはずです。
カウンター越しに鉄格子がしており、ここの一角だけは男性が群がっているので、わりと見つけやすいです。
お酒を買う時の心得
1、順番は気にせず、がんがん進んで欲しいものを店員に伝える。
2、冷蔵庫から出してくるが、あまり冷えていない。
3、銘柄がわからなければ、隣りの人に聞いて注文してもらう。
4、購入したらすぐさま、服の中か中身が見えない袋にしまうこと。
5、女性はあまりこの場にそぐわない雰囲気で、誰1人として女性はいない。
スリランカ人は割り込んではいって、パッとお酒を買って、さっと自分のサロン(腰巻き)の中に隠して、すぐさま立ち去る人が多く、ましてや女性がお酒を購入している姿はどこにもなく、スリランカでは公の場でお酒を飲むことはあまり良いイメージがないようです。
また、空便を持参してアラック(ヤシ酒)を入れてもらって帰る人の姿もありました。
禁酒デー
毎月、満月の日「フルムーン・ポヤ・デー」は、スリランカの人々はお酒を飲めません。
この日は国民の休日にもなっており、酒屋やスーパーのお酒販売コーナーは閉店し、街中だけでなくホテルのレストランやバーでも提供されません。
仏教徒は労働を断ち一日からだを休め、寺院に参拝する聖なる日とされています。
仏教の盛大のお祭り
5月の(ヴェサック)のポヤ・デーに全国で行われるヴェサック祭は、仏教の盛大の祭典です。
仏陀にまつわる物語を描いた壁画や電飾で街は飾り立てられ、露天が沢山出て盛大にお祝いする日のようです。
ライオンビール
スリランカの地ビールで、イギリス風の濃い飲み口が特徴。
ラガー、スタウト、ストロングもあります。
ヤシ酒
ヤシの花穂から採取した樹液を発酵させたもの。
そのままの微炭酸で甘いお酒を「ラー」といい、それを蒸留させたものを「アラック」と呼び、街の酒屋や土産物店などでも購入できます。
スリランカウィスキー
地元の人には、この「OLDウィスキー」が人気があるようです。
最後に
スリランカは様々な宗教が入り交じり、基本的にはスリランカ女性はお酒を飲まないようです。
男性ですら一度も公共の場で飲んでいる人を見かけませんでした。
もちろん外国人が集まるレストランやホテルに行けば、お酒を飲めますがスーパーや小さな食堂はお酒を提供していません。
「フルムーン・ポヤ・デー」は1ヶ月に一度行われるので、旅行の際は注意が必要です。