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かけがえのない人が余命1年「妻に捧げた1778話」眉村卓 

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かけがえのない人、癌、余命1年、妻に捧げた1778話、眉村卓
今日ご紹介する本は、眉村卓さんの「妻に捧げた1778話」です。
タイトル :妻に捧げた1778話
著者 :眉村卓
出版社 : 新潮新書
出版日 :2010年5月1日
Kindle価格 :648円
ジャンル :文学、エッセイ

眉村卓(まゆむら たく)

1934年10月20日生まれ。
日本のSF作家。
代表作「司政官シリーズ」で1979年に泉鏡花文学賞を受賞。
同年と1996年に星雲賞日本長編部門を受賞しています。
ウィキペディア: 眉村卓

内容紹介

かけがえのない人、癌、余命1年、妻に捧げた1778話、眉村卓
余命は一年。
そう宣告された妻のために、小説家である夫は、毎日一篇のお話を書き続けた。
5年間頑張った妻が亡くなった日の最後の原稿は「長い間、ありがとう。また一緒に暮らしましょう」と綴った。
この本は妻のために書かれた1778篇から19篇を選び、妻の闘病生活と夫婦の長かった結婚生活を振り返るエッセイを合わせた愛妻物語です。

死と向き合う時に自分に何ができるのかを考えさせられるものでした。

自分にも文才はありませんが、毎日書いた文章を読んで聞かせるなんてとても羨ましい夫婦だなと感じました。
その反面パートナーに先立たれることを想像すると耐え難い苦しみにさいなまれます。
読んでいくうちに自分自信に置き換えてみたり、自分の両親もいずれたどる道と思うと涙がじんわり出てきます。
こんな風に自分たちもありたいなと思いました。
そして何年か後にまた読み返したいです。

あとがき

さまざまな本を読んでいる人は少々退屈かもしれませんが、熟年夫婦には必見の一冊だと思います。
また、亡くなられた奥様の人柄の良さも感じられます。
いつか元の本編を読んでみたいです。

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