ペナン州のジョージタウンは、首都クアラルンプールに次ぐマレーシア第2の都市。
日本から直行便のないペナン島へのアクセスは、クアラルンプール等のアジアのハブ空港を経由しなければなりません。
そのため、外国人観光客が(日本人も)少なくごちゃごちゃしていないところも良かった点。
ペナン国際空港からジョージタウンまでは16km。
おおよそ車で30分かかりますが、平日の朝と夕方は空港の近くに工場が多いため、かなり渋滞します。
歴史を遡ること200年前。
ペナン島はまだ一面ジャングルでしたが、マラッカ海峡の入り口にあたる事から、イギリスの植民地になったんだとか。
「ジョージタウン」 という名前は、当時のイギリス国王”ジョージ4世”にちなんでつけられたそうで、イギリス植民地時代のさまざまな建物が残っているのも魅力の一つです。
ノルディン通りは昔ながらの家々が並んでいます。
夕涼みをしている地元の人たち。
街の人々はお隣タイとは異なり、物静かで優しい人が多かったです。
狭い街中には教会、中華系のお寺、ヒンドゥー寺院といった様々な文化が密集しています。
「ショップハウス」と呼ばれる中国式の古い建物を改装したカフェや、ショップ、ホテルなどが近年増えてきているジョージタウン内。
外国人観光客を取り入れようとインフラ整備が進み、古い町並みと新しいものが混合しいているのも魅力の一つです。
しかし、古い建物や街並みはしっかりと保存されており、歴史的な景観は維持されています。
ペナン通りにあった古い洋館。
オームの文字が刻まれたヒンドゥー寺院。
イスラム教のモスク「MASJID MELAYU LEBUH ACHEH」。
アルメニア通りのショップ。
こちらも裏通りにあった小さなヒンドゥー寺。
チャイナタウンを歩けば、洋風な建物に漢字の組み合わせも。
これはザ・チャイナといった色合い。
おしゃれなショップやブティックホテルも沢山あります。
また、ペナンの今と昔を描いたアイアンアートやウォールアートなどが至るところにあり、世界遺産とアートを楽しむ事が出来ます。
夜の街歩きは、昼とはまた違った雰囲気が味わえるはずです。
最後に
沢木耕太郎の「深夜特急」を読んでいた世代なので、それに憧れていつかはペナン島に行ってみたいと思っていました。
沢木さんが訪れた時とは街もすっかり現代風に変わってしまったかもしれませんが、人々は優しくとても居心地の良い街でした。
中華系、インド系、マレー系といった文化が混じり合い、中華街やリトルインディアなどが形成されている多民族都市で、様々な文化が融合した独特の町並が魅力的でした。