「M&M’S」(エム&エムズ)は、日本人にも馴染みのあるチョコレート菓子です。
意外にもそのルーツは、スペインから始まっています。
戦争下のスペインを訪れた米兵のフォレスト・マースは、砂糖でしっかりとコーティングされた粒状のチョコレートを目にします。
そうすることでチョコレートが溶けるのを防ぐというアイデアに触発され、さっそく「M&M’S」(エム&エムズ)チョコレートのレシピの開発に取りかかりました。
1940年米国に帰国後、友人のブルース・ムリー氏(Bruce Murrie)と米国ニュージャージー州にチョコレート生産販売工場を設立。
2人の頭文字(Mars、Murrie)を取って商品名を「M&M’S」(エム&エムズ)と名づけました。
中はミルクチョコレートで、外側を着色されたシュガーでコーティングしているので、カリカリという食感がうまれます。
また小さくポップカラーのチョコレートは、食べやすさと目でみても楽しめるところに魅力があります。
M&M’Sのマスコットキャラクター
1、赤(ミルクチョコレート)
定番のミルクチョコレートが一番人気
2、黄色(ピーナッツ)
ピーナッツの香ばしさがアクセントになっています
3、緑(アーモンド)
炒り立てのアーモンドがはいっています
4、青(ライスパフ)
サクサクのライスパフ入りチョコレート
5、オレンジ(期間限定商品)
クリスマスとイースター限定のアーモンド
6、紫(ダークチョコレート)
大人なビターチョコは新しいフレーバーです
M&M’Sのシリーズ
・シングルパック
・ミニ
・ペグパック
・ファンパック(ミルク、ミックス)
・エムチューブ
ブランド名:M&M’S(エム&エムズ)
原産国:アメリカ
内容量:45g
購入価格:22バーツ(約66円)
味
口に入れると表面のキャンディコーティングが、カリカリと良い食感を生み出し、中はさっぱりとしたミルクチョコレートが挟まっています。
「エム&エムズ」の歴史でもご紹介したように、夏場などにチョコレートが溶けたり、脂肪分が白く表出するブルーム現象がおきやすい時期でも、べたつかず食べられるように工夫されて作られています。
これはアメリカのチョコレートに多い特徴で、それだけ昔から食べられていたお菓子なんですね。
見た目
カラフルで小さなチョコレートは見た目にも可愛らしく、大人でも楽しんで食べることができます。
全てのチョコレートに「m」のマークが刻まれています。
フレーバーによってカラーが異なり、陳列棚でもパッと目につく賞品です。
またミニサイズからファミリーサイズまであり、さまざまな用途に用いられ便利です。
最後に
多くの人が「エム&エムズ」はアメリカ生まれだと思ってますが、意外にもその発想はスペインのものだったことに驚きです。
また1982年に初めてスペースシャトルが宇宙に飛んだ時には、宇宙食のひとつに選ばれ無重力空間で食べられていたんだとか。
「エム&エムズ」は他の菓子メーカーにはない、スケールの大きな歴史が刻まれており、知れば知るほど面白く気がつけばファンになってしまいそうです。