今日ご紹介する本は、西田小夜子さんの「定年漂流」です。
タイトル :定年漂流
著者 :西田小夜子
出版社 : 小学館
出版日 :2005年9月6日
Kindle価格 :539円
ジャンル :文庫
西田小夜子(やまぐち さよこ)
1941年、東京生まれ。
作家、画家だけに留まらず活動は女優、モデル、パフォーマー、ファッションデザイナー、と多岐にわたる。
74年結婚後、絵画教室「アトリエにしだ」を主宰するかたわら、小説、エッセイを書く。
87年、武蔵野美術大学短大部美術科卒業。
エッセイの全国的な同人誌『日曜随筆』の編集委員も務める。
ウィキペディアより: 山口小夜子
内容紹介
定年退職した夫は、四六時中家でごろごろぶらぶら、何もせず、どこにも行かないから邪魔ったらありゃしない!
著者曰く、「みの虫おじさん」「生前死後硬直男」等々の蔓延でイライラが高じて「夫在宅ストレス症候群」に蝕まれ、心身を壊す妻たち。
十五組それぞれの「定年」の迎え方、生き方、そして葛藤を凝縮させた小説仕立てのノンフィクション。
日本人のサラリーマンの定年退職後の雰囲気が良くわかります。
改めて読むと、ひしひしと身近にせまってくる感じがあります。
あとがき
子どもとの関係、近隣の人々との関わり方、そして夫婦の対話、どれも身近でありながらいずれも大切にしなければいけないと感じました。
いつか行く道に備えるために、若い人にもたいへんためになる本だと思います。