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温暖な国では定番の野菜で、赤ちゃんのミルクアレルギーにも効く「タロイモ」

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今日ご紹介する野菜は、サトイモ科の植物のうち、根茎を食用とするために栽培されている「タロイモ」です。
タロイモの葉は里芋によく似ていて、大きな葉っぱが特長です。
筆者も日本では生の状態で売られているのを見たことはありませんが、東南アジアのタイではドーンとそのままの状態で売られています。

海外ではタロイモは主食

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タロイモにはたくさんの品種があり、主に温かい地域で作られています。
タロイモはハワイ、ポリネシアやミクロネシア、メラネシア、南アメリカ、東南アジアなど、世界中の温かい地域で栽培されており、多くの地域で人々の主食として今も食されいています。
アフリカでは、日本のお米のように主食として今も食べられています。

ハワイなどでは「ポイ」と呼ばれるタロイモを使っていて、栄養価が高くミルクアレルギーを持つ赤ちゃんに飲ませることもあるようです。

日本では

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縄文時代には日本にも既にあったと言われ、主に主食として食べられていたそうです。
江戸時代ころまでは「イモ」と言えば里芋のことを指し、その後さつまいもやじゃがいもなどが伝わって来てからは、イモ=里芋ではなくなってしまったようです。
日本で栽培されている里芋やエビイモ、エグイモ、京料理のカラノイモ、 タケノコイモ、南日本のタイモもタロイモの一種。

タロイモの生産国

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生産量の多い国
1位 ナイジェリア
2位 中国
3位 カメルーン
1位のナイジェリアは約293万トンに対し、日本約16万2100トンで7位にランクインしています。
タロイモは日本では里芋が対象となっていると考えられます。
品種はさまざまで、親芋も子芋も孫芋も食べられるものや、親芋だけを食べるものもあります。
ハワイで食べられているものは親芋で里芋よりも数倍大きく、火を通すと紫色になるものもあります。

タロイモの栄養


種類によって多少違いはありますが、タロイモには水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含まれているそうです。
便秘予防に効果があるとされ、免疫力アップやダイエットにも効果があると言われています。
また、イモ類の中でも比較的水分含有量が多いため、さつまいもに比べると糖質の量は半分以下と少なめなのもメリットです。

タロイモの食べ方

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ハワイの朝食スタイルは、タロイモをサラダ感覚で食します。
また、タロイモドーナツやタロイモが入ったのパンケーキもメニューに並んでいます。
世界でも圧倒的に多い食べ方はデザートです。

■白玉ぜんざい
「芋圓」と呼ばれている台湾のお団子。
タロイモの粉と小麦粉を練って団子にし茹でたものです。
白玉や、かき氷に入れてぜんざい風に食べたり、シロップが入ったゼリーやフルーツと一緒になったものもあります。
■タロイモミルクティー
ミルクティとタロイモを掛け合わせた、とろっとした食感と泡立ちがクリーミーな飲み物レシピです。
東南アジアではこれにブラックタピオカを入れて飲みます。
■タロイモソフトクリーム
生クリームや卵が入っていなくても、トロリとしてサッパリだけど濃厚な味わいになります。
日本でも地方の道の駅やサービスエリアに売っているのを見たことがあります。
■カノムモーゲン
タイの定番スイーツで、タロイモに卵とココナツミルクを加えた焼きプリンのようなケーキのこと。
カノムとはタイ語でお菓子のことを指します。
タイでは昔から手作りのカノムモーゲンがローカル市場で売られています。
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最後に

日本のスーパーではなかなか見かけないタロイモですが、暖かい気候の国では定番の食材。
主食としてお肉や野菜と食べる国もありますが、甘いスイーツによく用いられます。
筆者のおすすめの食べ方は、カリカリのチップスにしてからサラダにいれると歯ごたえが楽しめますよ。

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