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女性だけの問題ではない!今の不妊カップルの悩みとは

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女性だけの問題ではない、今の不妊カップル、悩み

20歳から29歳で「現在不妊治療中」と回答した割合は他の年代よりも高いこともわかりました。

またこの年代は「現在(不妊を)心配している」と答えた割合ももっとも高いのです。
初婚年齢に近づき、初めての出産を前に不妊に対する意識が高まっているとも考えられます。
しかし、不妊の原因は必ずしも加齢ではありません。

原因の一つに仕事のなどのストレスが生殖機能に影響を与えている可能性があります。
 
もう一つは男性の生殖能力も加齢によって低下し、男性側に不妊の原因がある場合もあります。

不妊の原因

(1998年WHO世界保健機関WHO)
・男性のみに原因がある場合 24%
・女性のみに原因がある場合 41%
 
しかし、残念ながら日本では不妊治療は公的保険の対象外なのです。

海外では

■アメリカ
高齢になるほど、不妊期間が短くてもその後に自然妊娠できる可能性が低くなるので、日本よりも高齢になってからの出産を考えるカップルの多いアメリカでは35歳以上の女性には「半年」で不妊検査を受けることを推奨しています。
■スペイン
不妊治療は国の保険の対象内で、男女そろって43歳まで検査や治療を受けることができます。
■フランス
フランスでは体外受精は自己負担なし。
女性だけの問題ではない、今の不妊カップル、悩み
女性が42歳になるまで自己負担なしで体外受精を受けられます。
一方、日本では各自治体が費用の何割かを助成してくれる制度はありますが、回数や所得に制限があったりと、全体の費用のほんの一部にすぎません。

第14回出生動向基本調査

(2010年6月)
Q、不妊の検査や治療を受けたことがある・または現在受けている
A、16.4%
およそ6組に1組の計算になります。
Q、流産を経験した夫婦
A、16.1%
女性だけの問題ではない、今の不妊カップル、悩み
2005年は13.4%で7組に1組。
2000年は12.7%で、8組に1人と不妊のカップルは年々増えています。
原因はやはり晩婚化の傾向なのでしょうか。
2015年の調査では女性の平均初婚年齢は29.4歳でした。
日本は世界で32番目に初婚年齢が高い国ということになります。
女性の社会進出が進む、イギリスやドイツの初婚年齢は30歳を超えています。
もっとも妊娠しやすい時期が20歳前後と言われているので、晩婚化で出産する時期が遅れれば、遅れるほど必然的に不妊症の比率は高くなると考えられます。
女性だけの問題ではない、今の不妊カップル、悩み

最後に

日本はまだまだ不妊への理解が乏しく、先進国の中でも遅れをとっています。
それは育児の面でも同じです。
少子化問題が取り上げられているのならなぜ出産や育児にお金をかけてくれないのかが不思議です。

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