今日ご紹介する映画は、「ウォント・バック・ダウン ママたちの学校戦争」です。
この作品は2010年にアメリカで実際に起きた、公立校に通う生徒の親たちが抗議活動を映画にしたものです。
原作:Won't Back Down
タイトル:ウォント・バック・ダウン ママたちの学校戦争
監督:ダニエル・バーンズ
製作国:アメリカ
製作年:2012年
上映時間:121分
キャスト:マギー・ギレンホール、V・デーヴィス、ホリー・ハンター
ジャンル:ドラマ
あらすじ
2010年、全米各地でやる気がない公立校の教師に対して、生徒の親たちが抗議する現象が起きました。
それらをベースに、リアルな社会背景を再現した社会派ヒューマンドラマです。
舞台はアメリカのピッツバーグ。
昼は中古車ディーラーで事務員をし、夜は酒場でバーテンダーをしているシングルマザーのジェイミー(マギー・ギレンホール)は、公立小学校に通う娘マリアがやる気のない教師たちから満足な教育を受けていないと不満を抱いています。
ジェイミーは、自分もまた読字障害であることを告白し、そのためどれほどバカにされてきたか、学ぶ機会を奪われたかを語ります。
同じ小学校に子どもを通わせている同校の教師ノーナ(V・デーヴィス)も同じ不満を抱き、2人を中心とする親たちのグループは小学校に対し、教育現場の改善を求める。
しかしトンプソン校長ら小学校の上層部や教員組合から猛烈な抵抗に遭います。
キャストは「ダークナイト」のM・ギレンホール、「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」のV・デーヴィス、「ピアノ・レッスン」でアカデミー主演女優賞に輝くH・ハンターら、豪華な顔ぶれが集結しています。
感想
ジェイミーはマリアのために、少しでもいい学校への転校を考えますが、そこはくじ引きで選ばれ、入れる人数はほんの僅かです。
女教師ノーナは、謀反を起こせば、馘首になることも理解しつつ、彼女の息子のためにも、ジェイミーに協力していきます。
このストリーは子を持つ親なら一度は悩む教育現場について描かれていてとても興味深いです。
愛する子供のために声を出して活動する母親の姿に勇気をもらえます。
最後に
自分の子どもたちが通う公立校の改革に挑む2人のシングルマザーをヒロインにした映画。
見る者を考えさせるストーリーになっています。
今日本でも似たような悩みを抱えている人が少なからずいるはずです。