VISIOMIRE(ヴィジョミア)夢を追うー 世界を旅して得たさまざまな感覚と真実を綴ったトラベルブログです。 2014年にバンコクに移住し、2016年に第一子を出産しました。これからもカメラを片手に、愛する家族と世界中を旅し続けます。

コラム

2013年度の柴田錬三郎賞受賞!この世に存在しないはずの花を巡るミステリー「夢幻花」東野圭吾

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2013年度の柴田錬三郎賞受賞!この世に存在しないはずの花を巡るミステリー「夢幻花」東野圭吾

今日ご紹介する本は、東野圭吾の「夢幻花(むげんばな)」です。

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黄色いアサガオだけ は追いかけるな―。驚愕の真相が明らかになる長編ミステリーです。

タイトル:夢幻花
著者:東野圭吾
出版社:PHP研究所
出版日:2013年4月18日
価格:1,728円
ジャンル:文庫

東野圭吾(ひがしの けいご)

1958年2月4日大阪府大阪市生野区生まれ。

日本の小説家。

大阪府立大学工学部卒業。

エンジニアとして勤務しながら、1985 年「放課後」で第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。

1999年「秘密」で第52回日本推理作家協会賞。

2006年「容疑者Xの献身」で第134回直木賞を受賞。

「探偵ガリレオ」や「白夜行」など多数のミステリー小説がドラマ化や映画化されています。

あらすじ

花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。

第一発見者の孫娘・梨乃は、祖父の庭から消えた黄色い花の鉢植えが気になり、ブログにアップするとともに、この花が縁で知り合った大学院生・蒼太と真相解明に乗り出します。

事件をどんどん掘り下げて調べていくと、1960年代に起きた日本刀を振り回す男による惨殺事件にたどり着く。

2000年代初期、朝顔市で出会った少年と少女の交際と突然の不自然な別れ。

そして現代、あるロックバンドの青年の自殺とその青年の祖父の殺害、といった3つの年代の出来事が序盤で展開されます。

自殺した青年の従兄妹で殺害された老人の孫・秋山梨乃は、祖父の家から祖父が育てたばかりで正体不明の大切な花が無くなっていることに気付きます。

その花は存在しないはずの黄色の朝顔、俗称・夢幻花。
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一方、西荻窪署の刑事・早瀬も、別の思いを胸に事件を追っていた。

宿命を背負った者たちの人間ドラマが展開していく“東野ミステリー”。

第二十六回柴田錬三郎賞受賞作。

若者の自殺と老人の殺人事件がどうつながるのか、「夢幻花」はそれらにどうかかわってくるのか、気になって一気に読んでしまった。

物語が収束に向かうにしたがって明らかになるのは2つの家族の宿命。

この謎解きに並行して語られる若者たちの苦悩がストーリーに厚みを与えています。

次々と登場する横つながりの人々。

一見、全く関連性の見えない事件の関係者が、最終的に過去の事件でつながるまでの展開は本当に見事でした。

これまでミステリー小説には見向きもせず、東野圭吾の本を読んだのがこれが初めてですが、複数の事柄を結びつける空間力が素晴らしいと思いました。

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最後に

ミステリーとしてもとても手が込んでいて、メッセージ性も強いです。
最後の最後まで犯人が見当がつかず、先が気になって読むのやめられなくなります。
久しぶりにガツンとくるミステリーを読みました。
間違いなくお勧めしたい作品の一つです。

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