ここ最近バンコクは建設ラッシュで、どこの位置から眺めても新しいビルの建設場が目につきます。
タイの経済概要・GDP成長率
2010年 +7.8%増
2011年 +0.1%増(洪水被害の影響)
2012年 +6.4%増
これまでタイはデモや、洪水被害、発展途上、貧困などのイメージが先行していましたが、日系企業を中心に自動車、電機、精密機器などの企業が進出、投資を続けていたことや、タイ政府が外資誘致などを積極的に進めていたことなども背景にあります。
日本ではTPP論議が盛んですが、アセアンの各国では現在このASEAN経済共同体(AEC)へ向けて各国の大手企業がASEAN経済統合の準備を開始しています。
最近できたバンコク近郊の商業施設も話題になています。
オンヌット・ピカデリー
BTSオンヌット駅から少し離れた場所に、イギリスのオールドタウンをモチーフに造られショッピングモール。
SNS投稿が狙いのコンセプトとマーケティングで作り上げたユニークな商業施設が、タイ人の間で話題となっています。
総面積600㎡イギリスの古城を思わせる時計台や、果物やお花の青空市場、片田舎の庭園風景が見事に再現されており、噴水や箱庭はまさにイギリスにいるかのような錯覚に陥ります。
タイ人はSNSで自分の写真をアップするのが大好きで、誰もが憧れるディズニーランドのような外観や内装に凝ったテーマパークで写真を撮る事がステイタスのようです。
3つのカテゴリー
・Daily Eatery /食
・Daily Lifestyle/生活
・Daily Beauty /美容
入居店舗
イオンモール、音楽教室KPN、美容室、ブリティッシュパブ、ネイルサロン、タイマッサージ
(今後50店舗が入居する予定)
詳細
場所:オンヌット・ソイ39
アクセス:BTSオンヌット駅下車、タクシーで約10分
営業時間:10:00-22:00
定休日:無休
駐車場:あり
URL:www.pickadailybkk.com
Aリンク・トンロー・ラムカムヘン
エアポートリンク・スクエア社から、新たな商業施設エアポートリンク・ラムカムヘン駅直結の24時間営業の商業施設「A-Link Thonglor Ramkhamhaeng」(Aリンク・トンロー・ラムカムヘン)がオープンしました。
隣りには「ブティックホテル 二ラス・バンコク」や、1500人収容可能な劇場、通信会社CATが運営するビジネスセンターなど、約120のショップが入居する地上6階建ての大型ショッピングモールです。
その他ショップはお馴染みのチェーン店から、アウトレット、新たな日系ストアなどが入店する予定。
センセープ運河にモール直結の”二ラス・バンコク船着場”からアクセスも可能です。
詳細
場所:44 Ramkhamhaeng Rd.(Soi 71, Sukhumvit Rd.)
TEL:0-2717-4333、08-0222-5888
営業時間:24時間
定休日:無休
オープン:2014年4月1日(グランドオープンは8月頃)
ホームページ:www.alinksquare.com
タイ国内の流通大手は2つ
「セントラルグループ」
セントラル・デパートやロビンソン、Big Cなどを運営する、タイ流通最大手セントラルパッタナーは、続々と富裕層向けラグジュアリーモールをオープンさせています。
「CPグループ」
タイ最大級の財閥チャロン・ポカパンの「CPグループ」は、このほど伊藤忠に約1千億円を出資して約4.9%の株式を取得し、実質的な筆頭株主になりました。
主力の食品を筆頭に、農業、 金融、通信、流通、不動産にいたるまで数多くの業種に幅広く展開しています。
最後に
タイ・バンコクは、これまでの熱帯特有の緩やかな雰囲気の国とはかけ離れた、近代都市国家を築こうと着々とビルが建てられています。
また日系企業の進出は著しく、タイに住む外国人で最も多いのは日本人といわれています。
広大な土地をもつタイは次々と商業施設や、コンドミニアム(マンション)を建設中で、日本を越える大都市に変わろうとしています。